スポーツの世界において、一番難しいのは勝つことでなく、再現性です。
どんな名プレイヤーであっても、同じプレーや同じ結果を再現するのは不可能だそうです。
しかし、日本代表は、アジア予選を勝ち上がるのを必須として求められてます。
我々の期待は、矛盾してますね。。。
そういった状況のなか、サッカー日本代表がデータ活用を進めているとのことで、日本サッカー協会の霜田氏の公演を聞きました。
データサッカーの現状
世界では、イギリス、ドイツが進んでます。
監督だけでなく、選手や経営陣まで全員で共有して活用しているそうです。
※査定にもつながってるのでしょうか。
日本では、2015年にハリル監督が就任してから、データサッカーにずっと取り組んでいるとのことです。
公式戦だけでなく、練習やミーティングでも使われます。
データサッカーの分析内容は?
専門のビデオカメラと分析ソフトを使い試合を撮ります。
ビデオトラッキングシステムと言うそうです。
ビデオトラッキングシステムと言うそうです。
翌日にはすべてデータとして分析されます。
シュート数や、ボール保持率、トラップミス数だけではありません。
攻撃や守備の起点となった箇所や傾向まで視覚化されます。
選手の総ランニング距離やダッシュの割合などもデータ化されます。
また、試合だけでなく、個人のコンディションや疲労蓄積状況の見える化する取り組みも行ってます。
また、唾液検査による疲労蓄積状況もチェックしはじめたのことです。
これらは、実際に、リオオリンピックでも活用されました。
少し見せてもらいましたが、これらのデータは、素人の私でも状況が把握でき、データ化は成果分析という観点でも最適です。
ちなみに、予算的にプロでない方が導入できるものとして、「Eagle Eye」という製品があります。
選手一人一人の二の腕につけることで、動きがスマホで視覚化できるそうです。
ちなみに、予算的にプロでない方が導入できるものとして、「Eagle Eye」という製品があります。
選手一人一人の二の腕につけることで、動きがスマホで視覚化できるそうです。
日本代表が直面している課題
最近は海外で戦う選手が多いです。
日本サッカー協会として、一番の課題は「時差ボケ」と考えられてます。
7時間の時差ボケをなおすには通常7日かかります。
代表戦とはいえ、クラブチームの試合もあります。
選手には2日程度しか時間がありません。
選手には2日程度しか時間がありません。
現在、専門家と協力して、耳に光をあてる最新の治療をするなど色々Tryしているとのことです。
調べると以下のような装置のようです。
海外は進んでますね。
データ蓄積から検証へ
まだまだはじまったばかりで、長期戦略という位置づけです。
たくさんのデータを集めることで、選手コンディションに活用、パフォーマンス分析に活用しようとしてます。
日本代表が勝つために
ハリル監督は、1試合10キロでなく、トップの国でも難しい12キロ走ることを求めてます。
サッカーは走るスポーツなので、走りの質と量を上げることが強くなると考えてのことです。
日本代表として勝つことを求められるチームづくりには
「頑張れます」、「大丈夫です」
という選手の主観だけではなく、チーム基盤強化のためのデータ活用が必要と考えてます。
データ活用の効果
まずは、日本代表において、トレーニング負荷調整、怪我防止、早期疲労回復に効果が出てくるでしょう。
そして、次のサッカーを担う子供たちに向けて、有効なトレーニング方法や怪我防止の施策などを提供できるようにしたいとのことでした。
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