2017年1月1日現在の公示地価が、2017年3月21日に国土交通省より発表されました。
都筑区内では、ほとんどの地区で上昇をしてます。
今年は特にセンター北駅とセンター南駅の周辺で上昇が大きかった結果になりました。
さて、この公示地価が私たちの生活にどのようにかかわってくるかも含めお伝えします。
公示地価とは
公示地価は「地価公示法」に基づいて国が調査をするものとなります。毎年1月1日時点で調査を行い、3月20日頃に発表してます。
- 横浜市都筑区の2017(平成29)年公示地価一覧(国土交通省)
- 平成29年地価公示(神奈川県、2017年3月22日公表)
公示地価は、不動産鑑定士による鑑定評価に基づいて「売り手にも買い手にも偏らない客観的な正常価格」を決めています。
土地の売買は、売り手と買い手の都合が大きく反映されるので、お買い得価格や、割高価格を反映しないように、客観性を持ってフェアな価格をプロが決める仕組みとなります。
公示地価は、固定資産税や相続税で活用
一戸建てならびに分譲マンションにお住まいの方は、毎年固定資産税が課税されます。また、相続が発生すると相続税も課税されます。
これらの税金は、土地の評価が高いほど高額になる特徴から、対象の土地を適正に評価する必要があり、市街地では公示地価をベースとした路線価を用います。
つまり、公示地価が高くなると固定資産税や相続税の税金が高くなります。
横浜市都筑区の公示地価
調査エリア
都筑区内の住宅地では住宅地25地区、商業地6地区、工業地2地区の計33地点で調査が実施されてます。特に市営地下鉄、センター南・北両駅周辺の変動率上昇が顕著に見られ、住宅地は1・6%、商業地では1・9%、また工業地は1・9%とそれぞれ上昇してます。
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横浜市の住宅地は、0・9%と上昇となっており、都筑区内の住宅地は上昇幅が大きかったです。
中川駅近辺の公示地価
1位は駅前の商業地となります。2位以降は駅より距離のある住宅地となっており、駅近くの住宅地であればもう少し高い公示地価となるかと思われます。
1位 横浜市都筑区中川1-19-26(+1.78 %)中川駅より150m45万8000 円/m2(151万4049 円/坪)2位 横浜市都筑区牛久保3-3-8(+2.01 %)中川駅より900m30万4000 円/m2(100万4958 円/坪)3位 横浜市都筑区中川1-26-18(+1.45 %)中川駅より350m27万9000 円/m2(92万2314 円/坪)4位 横浜市都筑区牛久保2-6-29(+1.88 %)中川駅より1,000m27万1000 円/m2(89万5867 円/坪)5位 横浜市都筑区中川3-9-19(+1.91 %)中川駅より700m26万7000 円/m2(88万2644 円/坪)6位 横浜市都筑区すみれが丘25-41(+1.17 %)中川駅より1,500m26万0000 円/m2(85万9504 円/坪)7位 横浜市都筑区すみれが丘17番32(+1.18 %)中川駅より1,300m25万8000 円/m2(85万2892 円/坪)8位 横浜市都筑区あゆみが丘14-23(+1.61 %)中川駅より1,100m25万3000 円/m2(83万6363 円/坪)
仲町台駅近辺の公示地価
1位は商業地、2位は地区センター近くの住宅地です。
昨年は地価が下落したエリアがありましたが、今年は地価上昇です。シティテラス横浜仲町台弐番館が来年完成すると405世帯と大幅な人口増があります。街も活気づきそうです。
1位 横浜市都筑区仲町台1-27-7(+1.56 %)仲町台駅より0m45万5000 円/m2(150万4132 円/坪)2位 横浜市都筑区仲町台2-12-12(+1.75 %)仲町台駅より250m29万0000 円/m2(95万8677 円/坪)3位 横浜市都筑区勝田南1-12-3(+2.28 %)仲町台駅より500m26万9000 円/m2(88万9256 円/坪)
さいごに
なお、横浜市における公示地価の上昇率トップは神奈川区の2.5%です。羽沢エリアは新駅ができ、相鉄と東横線が連絡するので地価の上昇が顕著です。
続いては、中区と西区で2・3%です。
横浜駅も再開発中、桜木町でも横浜市役所を建設中で現在も開発が進んでいるので地価上昇が続いてます。
都筑区は、港北区と同率の4番目という結果でした。
港北ニュータウンでは大きな開発はありませんが安定して地価が上昇しているのは、住みやすい街として人気が継続しているからだと思います。