小学校は本日から給食開始となります!
子供にとっては待ちに待った給食です。親もお昼を用意しなくてよいので助かりますね。
横浜市教育委員会では、給食食材の放射性物質を測定し結果を公表する取り組みを実施しています。
給食開始の初日となる4月11日は、都筑区のセンター南駅と都筑ふれあいの丘駅の間にある茅ヶ崎台小学校の給食に対して検査を行い、結果を公表しました。
なお、茅ヶ崎台小学校の本日の献立は以下のとおりです。カレーは子供が大好きなメニューですね。麦ごはん、牛乳ポークカレー、甘酢あえ
数年前から実施しているこの検査について、どのような取り組みかお伝えします。
給食食材の放射性物質の測定について
横浜市教育委員会の公式サイトに、検査の経緯と検査内容について記載があります。
東日本大震災のあった2011年6月から約3年間にわたって毎日検査を実施してました。
2014年度からは対象を絞って実施する今の方式となったとのことです。
横浜市では、平成23年6月16日から、給食食材の放射性物質について、野菜を中心に毎日一検体の測定を行ってきました。その後、平成23年10月11日から平成26年3月までは、毎日、小学校一校の給食で使用する食材全ての検査を行ってきました。
平成26年度からは、他の自治体の検査体制も整い食品の安全性が確保される状況になってきたこと、また本市がこれまでに実施してきた給食食材の検査などから食品中に含まれる放射性セシウムが極めて少ないことが明らかになったことを勘案し、給食での提供回数や摂取量を考慮し、対象を絞って実施してきました。
平成29年度については、次のとおり放射性物質検査を実施します。
1 検査の対象
(1) 毎日提供し、摂取する量も多い牛乳・主食
(2) 全国の検査で、過去1年の間に、基準値(100ベクレル/kg)あるいはその1/2を超える放射性セシウムが検出された食材
(3) (2)を主原料とする加工品
(4) その他必要と認めるもの
※(2)の具体的な品目については、厚生労働省「農畜水産物等の放射性物質検査について」(平成29年3月24日 生食発0324第2号)を参考に設定します。
牛乳・主食以外の平成29年4月の検査対象は次のとおりです。(日付は検査日)
※月単位で学校へ納入される食材については、使用前に一括して検査を行います。
2 測定方法
毎日1校を対象に、翌日使用する食材について、専門の検査機関でゲルマニウム半導体検出器を用いた放射線核種分析を行います。
3 測定場所
次の検査機関で測定します。
・ 一般財団法人 食品環境検査協会
・ 一般財団法人 日本海事検定協会
・ 横浜市衛生研究所
4 測定項目
放射性セシウム(セシウム134、セシウム137)
5 測定結果の公表
原則として、測定日の翌日に当ページにより公表を行います。
引用元:http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/kyu-sokutei/ikkouall.html
検査対象をしぼった際、毎日1つの小学校でだされる給食を対象に、横浜市衛生研究所にて、検査を行うことになりました。
そして、たまたま新学期のはじまる4月11日の初給食で選ばれたのが、都筑区にある「茅ヶ崎台小学校」だったというわけです。
検査結果は以下のとおり、放射性セシウムは不検出となっており安心です。
引用元:http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/kyu-sokutei/1704/
さいごに
他にも横浜市では、月単位で学校に届けられる食材についても測定を実施しています。
2011年の東日本大震災時の混乱の中、食の安全性を求めて検査を求めえる方が多かったのも理解できます。
我が家も子供がいるので安全性は気を付けていただけるのは助かります。
ただ、当時の混乱も落ち着いてきた今日においては、四国や北海道・北陸の食品にまで放射性物質のチェックするのは少し疑問です。
保護者の声もいろいろあり難しいとは思いますが、限られた予算のなか時代に合った適切な取り組みを横浜市と連携して実施し続けてほしいと思います。