都筑区に異変!2017年の神奈川県基準地価の発表内容で分かったこと

2017年10月1日日曜日

パパ目線 横浜市全域

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神奈川県が9月19日発表した2017年の基準地価を発表しました。

この基準地価格は、一般の土地取引価格の指標や公共事業用地の取得価格算定の規準とし
て利用されてます。

今後の新築販売価格や中古販売価格とも関係しており、すでにマンションや一戸建てを持っている方もこれから買おうとしているかたにとっても非常に重要な数値となります。

なお、神奈川県内全体としては、住宅地が0.2%下落し、2年連続のマイナスとなりました。

都筑区の地価はどう変化したでしょうか?調べたのでお伝えします。


2017年の横浜市都筑区の地価動向

神奈川県は広く、都心部の横浜や川崎と、県西部や三浦半島では大きく地価動向が異なります。

川崎市や横浜市内ではこれまでも人気のあった住宅地などが上昇幅を拡大しています。
一方、神奈川県西部や三浦市ではは大きく下落しています。

神奈川県の住宅地が2年連続下落と言われていますが、調査ポイントのうち、下落したのは237地点、上昇は232地点となっています。

2012年以来の『下落超』とのことですが、ほぼ同じ数なので悲観することはないと考えます。


都筑区の地価動向は今年も上昇!ただし・・・

横浜市都筑区は、横浜市内でも特に人口流入が多い区となります。

特に、子育てファミリーにとっては生活しやすい街となっており、人口増が2050年まで続くと言われています。

最近のマンション広告をみても、数年前に比べてずいぶんと高くなったと感じる事がありませんか?


そんな都筑区ですが、地価動向にも表れています。
まずは2017年の基準地価はこちら。
2017年基準地価
住宅地 平均価格(円/㎡):\234,900
※前年比+1.1%増加
商業地 平均価格(円/㎡):\471,500
※前年比+1.6%増加
工業地 平均価格(円/㎡):\159,500
※前年比+1.6%増加
2016年の基準地価はこちら。
2016年基準地価
住宅地 平均価格(円/㎡):\232,100
※前年比1.3%増加
商業地 平均価格(円/㎡):\463,500
※前年比1.7%増加
工業地 平均価格(円/㎡):\157,00
※前年比1.6%増加
2017年は、前年比で0.2%ダウンの上昇率でした。
横浜市全体では0.9%の上昇なので良い方なのですが・・・

これが意味するのは、上昇の鈍化。もし上昇傾向が止まったら、次は下落となるためあまり望ましいことではありません。

相鉄新線で新たに羽沢駅もできる神奈川区、横浜・みなとみらいのある中区・西区は住宅地で2%以上、商業地で7%も前年度比で地価が上昇しています。
  • 神奈川区住宅地:+2.5%
  • 神奈川区商業地:+4.4%
  • 中区住宅地:+2.4%
  • 中区商業地:+3.2%
  • 西区住宅地:+2.2%
  • 西区商業地:+7.3%
新しい価値が生み出されない限り、都筑区であっても今の価格帯を維持するのは難しいかもしれません。

都筑区内の駅近エリアは空き地があまりないので、是非、区政や既存商業地域の活性化で街の価値上昇を維持してほしいと思います。


さいごに

横浜市や川崎市といった都市部では、全体を通じて上昇しています。

交通アクセスの利便性の高い武蔵小杉や日吉、人気のあるみなとみらい・関内エリアが特に高い上昇率です。

逆に、JR・私鉄の鉄道最寄り駅から遠いエリア、起伏が多くバス便に頼るしかない地域では下落傾向が見えてます。

価値観は色々ありますが、現在の動向としては二極化していることは確実に言えますね。
傾向として駅から遠いが広い家より、駅から近いが狭い家の方が値下がりしにくいようです。

もし今後住宅購入しようとされている方は、地価動向も見ながら購入エリア・時期を見極めるのも良いかもしれません。


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