横浜市都筑区の仲町台駅からセンター南駅に向かうブルーライン高架下にて補強工事が行われているのでお伝えします。
横浜市営地下鉄ブルーライン高架下で補強工事が進む
昨年発表された2018年度の横浜市交通局の計画によると、横浜市営地下鉄ブルーラインでは「さらなる耐震補強」として、仲町台駅~センター南駅間の柱195本を対象とした補強工事を2018年度に実施することがきまりました。
仲町台駅下では既に昨年から工事がはじまってましたが、
ブルーライン線路の高架下では工事がはじまったのが年明けから。
距離にしておよそ1kmほど。
仲町台駅からはじまり、茅ヶ崎公園ちかくのドイツ学園先まで、橋脚の耐震補強工事を実施しています。
耐震工事では既存の柱を補強する形となります。
そのため、駐車場として活用されていた場所では車を動かしてもらい、柱の周囲を掘り起こして耐震の為の補強工事が実施されました。
作業は今年度中にはおわるとのことで、しばらくの間駐車場利用ができなくなってますが、工事完了後はまた駐車場として利用できるようになるとのことです。
本工事にあたり、これまでも阪神淡路大震災を受けて約 200 本の柱の耐震補強工事を実施してました。
ただ東日本大震災では、仙台市の地下鉄において耐震補強を実施していた柱に損傷はなかったものの、一部区間では未補強の高架橋の柱等が損傷し、運行再開に1か月以上を要したという経緯もあり、横浜市でも大規模地震に備えて耐震工事を実施することを決めた次第です。
なお対象となったエリア選定ですが、
比較的新しい路線であるブルーライン(戸塚―湘南台)とグリーンライン(日吉ー中山)間の柱は耐震診断の結果、十分な耐震性能を有していることがわかっており工事は予定されていないとのことです。
さいごに
今回は、新羽車両基地に近いということで、センター南と仲町台間が選定されたとのこと。というのも対象となる柱は本数が多いため、
柱の耐震工事は優先度を決めて計画的に行われています。
- 早期運行再開のために必要となる車両基地と出入庫線、及び本線の高架橋の柱
- 緊急輸送路と並走する区間の開削トンネル中柱
ブルーラインあざみの・戸塚間は地下鉄開業から歴史もあり、柱の数はおよそ3000本あります。
いましばらく工事完了まではかかりそうですが、安心で止まらない地下鉄の実現に向けて頑張ってほしいと思います。