というのも、国内でカジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法が成立。
カジノ機運がたかまり、国内外の企業や地方自治体によるIR議論が進む中、今もっとも有力視されているのは「横浜市」。
とはいえ、横浜市も揺れ動いており、まだ計画は「白紙」と述べている状況。
現在も着地点が見えず、
賛成・反対が大きくわかれているなか、横浜市民も誘致が必要な理由が分からなくなっています。
そのため、今回、横浜市民を対象として、
カジノ・IRの事業および、経済的・社会的効果、懸念事項とその対策を内容とする検討調査の報告書を説明する場を設けました。
ぜひ、気になる方は近くの区役所・公会堂で参加し公聴してみてはいかがでしょうか。
決まらない横浜のカジノ・IR誘致!市民を対象とした報告・説明の場を開催
カジノ・IR誘致計画は山下埠頭が舞台
横浜カジノ構想は、山下埠頭で計画されています。現在は、本牧埠頭などのバックヤードとして利用されてますが、すでに50年以上が経過しており、扱う貨物量も激減しています。
このため、山下埠頭47ヘクタールの有効活用策としてIRを誘致するという計画になってます。
※当初、横浜市は2015年9月、「横浜市 山下ふ頭 開発基本計画」という土地利用の見直しを策定しました。
この計画は、「コンベンション機能」「エンターテイメント施設」などを設置し大型リゾート空間をつくる!という計画でした。
ただ、2016年12月にカジノ法案が成立したため、この計画を統合型リゾートにという方向にシフトした背景があります。
横浜がカジノ誘致に適している理由
横浜・山下埠頭は国内カジノ候補地としては非常に理想的な場所にあります。横浜中心部・みなとみらいからのアクセスはもちろん、東京都心部や羽田空港経由の海外からのアクセスも非常によい場所に位置します。
また、横浜ならではの海に面した美し景色・豊富なレジャースポット・ホテル施設などまさにまさに理想的な環境。
横浜市は既にある既存施設や交通アクセス・観光スポットを上手に組み合わせてカジノ誘致を行える点が他と比べても非常に優位となってます。
ただ、地域住民や湾岸関係者からはまだ好意的にとらえれられていない実情があります。
「なぜカジノが必要か?」
「カジノ誘致による治安悪化は?」
「カジノによる経済効果は?」
そのため、上記のような疑問があるなか誘致を本当にするべきかが今問われている次第です。
カジノ・IR誘致に関する市民説明会を開催
横浜市では、カジノ・IR誘致に関する市民説明会を4か所で実施することを決めました。内容は、令和元年5月に公表した平成30年度実施の報告書がベースです。
日本型IRの制度や、横浜におけるIRの事業性、経済的・社会的効果、懸念事項とその対策に関する検討調査結果が内容となってます。
横浜市としてはまだIRを導入する・導入しないを判断していませんが、
市民・住人の関心が高い案件であることを踏まえ、報告書の内容に関する市民の皆様への説明会を市内4か所で実施するものとなります。
カジノ・IR誘致市民説明会:開催概要
①中区役所 7階会議室(横浜市中区日本大通35番地)
※当日は、夜間受付側の入口からお入りください。
日時:6月25日(火曜日) 午後7時~8時
定員:100名
②保土ケ谷区公会堂 1号会議室(横浜市保土ケ谷区星川1丁目2の1)
日時:6月25日(火曜日) 午後7時~8時
定員:80名
③都筑区役所 6階大会議室(横浜市都筑区茅ケ崎中央32番1号)
日時:6月26日(水曜日) 午後7時~8時
定員:100名
④戸塚区役所 8階大会議室(横浜市戸塚区戸塚町16‐17)
日時:6月26日(水曜日) 午後7時~8時
定員:100名
カジノ・IR誘致市民説明会:内容
- 平成30年度IR(統合型リゾート)等新たな戦略的都市づくり検討調査(その4)報告書の説明
- 質疑応答
カジノ・IR誘致市民説明会:対象者・申し込み方法
対象者
横浜市に在住、在勤、在学の方
申込方法
Eメール又はファクスにより、以下の事項を記載いただき、申込みください。
なお、申込様式はありません。
1.参加希望会場
2.氏名(フリガナ)
3.連絡先電話番号又は受信のできるファクス番号
4.居住区(または在勤区・在学区)
受付日時:
6月10日(月曜日)~令和元年6月19日(水曜日) (土日を除く)
午前9時00分~午後5時00分
申込先:
横浜市IR(統合型リゾート)等新たな戦略的都市づくり検討調査 市民説明会受付事務局
・メールアドレス:ir-kento@asahinet.jp
・ファクス:045‐227-0733
注意事項:
※応募多数の場合は抽選となります。参加の連絡が必要なため、申込みはEメール又はファクスを原則としますが、ご対応が困難な場合にはファクス番号に電話でご相談ください。抽選の結果「参加」と選ばれた方のみ6月21日(金)に原則Eメール又はファクスでご連絡します。
さいごに
カジノ誘致は今後の横浜を担う一大事業として注目されているビックトピックです。予定・計画は2025年頃に日本初のカジノとして横浜・山下埠頭に誕生するというのが以前有力と言われてます。
賛否両論が飛び交っている現状ですが、
安全・安心な施設となれば、マカオのカジノのように、国内はもちろん海外からも横浜に行ってみたいと思え、地域活性は間違いなしとなる目玉観光スポットになりえます。
とはいえ、プラス面だけでなく、マイナス面もないとは言えない企画であり、結論ありきでなく、市民のためとなる計画であってほしいと思います。