横浜市に長い間住んでますが、改めてどの街や住宅地が子育て世帯におすすめかを考えてみました。
実際に住むとなれば、賃貸物件の家賃やマンション価格はもちろん、夫の勤務地や実家へのアクセス性など様々な要因があると思います。
それでも子供や家族と一緒に過ごす時間は重要であり、子育て世帯が住みやすいという要因も非常に大きなウエイトを占めると考え、その観点でまとめてみました。
ランキング化しすぎるのも優劣をつけるようで好きではありませんが、私がオススメしたい思いの強さで順位を付けてみました。
少しでも参考になればと思い、さっそく紹介します。
横浜で子育て世帯におすすめしたい住みやすい街
5位 青葉台
青葉台は、昔から子育て世帯に非常に人気のあるエリアです。整備された駅前の雰囲気は綺麗な街並みとなっており、高級感があります。高級な一戸建ても多く、永住思考の人が多い街と言えます。
子育て世帯にオススメしたい理由は、「緑が豊富で空気が綺麗な雰囲気の良い街」という点です。青葉台には公園がたくさんあります。桜の綺麗な「桜台公園」、キノコの遊具があるある「青葉台公園」、高台の住宅地内にある「たちばな台公園」など、様々なエリアに公園があります。
「こどもの国」も青葉台の近くにあります。
約100ヘクタールもの広大な敷地ですが、園内への入園料は非常にリーズナブルなお値段で、ゴールデンウイークのこどもの日には無料と大変お得です。
ジェットコースターのような大型遊具はありませんが、大型の滑り台やアスレチック遊具、動物や自然との触れ合いや体験ができます。
こどもの国は、1日でも周りきれないぐらいの遊び場があるので、休日お子さんと一緒に遊ぶにはちょうど良いと思います。
また、お天気が良いとお花見やピクニックができる最高の環境ですので、これからの季節はぴったりですね。
自然も豊かで、空気や街並みの綺麗な街なので、ゆったり過ごしたい方には最適な住環境です。駅近くに行けば高級スーパーやオシャレなカフェ、駅直結の東急スクエアなどもあるので、バランスの取れた街とも言えます。
青葉台は東京急行電鉄の田園都市線ですが、渋谷まで乗り換えせずに約25分と都心へのアクセスが良いです。田園都市線は通勤時間帯は混雑しますが、都心に向かう電車はどの路線も混み合うのかなと思ってます。
4位 日吉・綱島
東京と横浜のほぼ中間で、緑に囲まれたエリアとして昔から日吉は人気があります。SUUMOが先日発表した関東 住みたいランキング2017年でも、80位とランキングされてます。ほとんどの街がランク外となっている中、健闘してます。
日吉駅の目の前には、慶應義塾大学日吉キャンパスがあります。こちらのいちょう並木は有名で、1997年の横浜市街並み景観賞を受賞しています。この景観が象徴する文教エリアならではの落ち着いた雰囲気が日吉の大きな魅力です。
日吉には、慶應義塾普通部中学校や、慶應義塾高校、日大日吉高校などの有名私立の学校が多くあります。慶應義塾大学の“おひざもと”という地域柄、このエリアは教育熱心な家庭も多く有名塾や予備校の拠点も多くあります。
また、大規模な公園など自然の環境もあります。広がっています。豊かな感性を育てる自然を身近に感じ、多彩な教育を提供する環境のある日吉は子育てに欲しい環境が充実してます。
東急東横線「日吉」駅には急行や通勤特急など全列車が停車。「渋谷」駅に約13分、「横浜」駅に約12分とにあります。さらに、東急目黒線の始発駅であり、約16分で「目黒」駅に到着します。横浜市営地下鉄のグリーンラインの始発駅でもあるので、どこに向かうにも抜群のアクセス性が人気の理由となっています。
なお、隣駅の綱島との中間地点は、元パナソニックの敷地跡の再開発事業として、「Tsunashima SST(ツナシマ サスティナブル スマートタウン)」が近くにあります。
横浜にAppleの研究施設が入ることで話題になったところです。
タウンエネルギーセンターを中心に、水素ステーションや慶応の学生寮もある次世代都市型のスマートシティの開発が進んでいます。この敷地には、野村不動産のプラウド綱島SSTも2017年6月から販売される予定となっており、人気となること間違いなしの注目エリアです
3位 あざみ野・たまプラーザ
落ち着いた街並みが特徴のあざみ野・たまプラーザです。SUUMOが先日発表した関東 住みたいランキング2017年でも、22位と好位置につけてます。上位は、誰もが知っているような吉祥寺・恵比寿・横浜ということを考えると、田園都市沿線の小さな駅としては大健闘と言えます。
たまプラーザ駅は、再開発事業を実施しており2009年に駅舎が新しくなりました。まるで空港のような先進的で独創性の高いデザインは、社団法人鉄道建築協会の鉄道建築協会賞の作品部門で、「最優秀協会賞」を受賞しています。
再開発にて整備されたのは駅舎だけでなく、たまプラーザの駅を囲むように4つの建物で構成された「たまプラーザテラス」があります。デパートとしては、東急百貨店もあり、二子玉川や渋谷まで行かなくても高級ブランドのお店を訪れることが可能です。
たまプラーザは、文教エリアとしても有名で國學院大學や神奈川県立元石川高等学校などの学校もあり、学生が多いことでも知られています。必然的に学習塾や家庭教師サービスなどに力を入れる過程が多く、私立への進学率も比較的高いエリアとなります。
また、大規模公園である「美しが丘公園」はたまプラーザ駅からも程近く、いつもたくさんの利用者でにぎわっている公園です。
野球場から芝生広場、子供が遊ぶ大型遊具が揃っており、常に人が大勢訪れる人気スポットです。 ピクニックやお花見しながら子供達は遊具で遊ぶことができるので、子供連れならぜひ活用してほしい公園です。
なお青葉区が運営するログハウスが、この美しが丘公園内にあります。らせんすべり台・のぼりネット・のぼりぼう・バスケットリング・地下迷路・テラス・すもう/ブロックコーナー・としょコーナー・おえかきコーナー・3かいにアスレチックなどがあって楽しさいっぱいです。
小学生以上が対象ですが、幼児でも親同伴で遊ぶことができます。無料となっており、お得なので、子供連れの家庭であれば毎日立ち寄りたい公園です。
2位 みなとみらい(桜木町)
みなとみらいは、横浜のシンボルであるランドマークタワーが建っています。駅前にはショッピングモールや遊園地などの娯楽施設が充実しており、誰もが憧れる「The 横浜」です。
東急東横線・みなとみらい線のみなとみらい駅の近くには、JR京浜東北線・根岸線(横浜線)、横浜市営地下鉄ブルーラインも徒歩圏にあり交通の便が良いエリアです。神奈川県内だけでなく、東京や埼玉にも一本で出られるのも魅力となってます。
みなとみらい駅周辺は、歩道と車道が分かれている歩車分離がされており、子供連れでも安心して歩くことができます。海沿いということもあり、平坦な道が多いのでベビーカーでも歩きやすいです。
子供連れに特にお勧めしたいスポットはこちら。
- 「コレットマーレ」
- 「ワールドポーターズ」
- 「ランドマーク」
- 「クイーンズイースト」
- 「カップヌードルミュージアム」
最近は都筑区にもあるお得なスーパーである「オーケーストア」もできました。焼きたてパンがリーズナブルで美味しいです。
子供が大好きな「アンパンマンミュージアム」もみなとみらいにあります。施設では、ミュージアム以外は無料で入ることができ、お得に遊ぶことができます。
なお、2019年4月に同じみなとみらいのマリノスタウン跡地に移転が決まっており、着工は2017年8月からとなっています。横浜市内だけでなく東京からも来られ人も多く、子供に人気のスポットが近くにあるのはいいですよね。
無料エリアだけでも十分楽しめるので、近くに住まわれている知り合いは、子供との散歩コースとしてほぼ毎日立ち寄っているとのことでした(笑)
1位 港北ニュータウン(センタ北・センター南)
私も住んでいる港北ニュータウンは、美しい街並み・充実したショッピングモール・緑あふれる大型公園と子育て世帯に住みやすい街として、これ以上ない環境だと思ってます。自画自賛となりますが、横浜のなかでも特に子育て世帯におすすめしたい理由を改めてまとめてみました。
美しい街並み
港北ニュータウンは都筑区のセンター北・センター南駅を中心に栄えており、北山田・中川・仲町台・都筑ふれあいの丘とそれぞれが魅力ある街を形成しています。どの街も歩道と車道が分離しており、それぞれの道幅が広いので子供連れでも安心して歩けます。歩行者専用の道路・緑道も多くあり、子供連れでもノビノビと生活をすることができます。
医療機関も数多くありどの地域にも多くのお医者さんが病院を構えており、かかりつけ医に困りません。昭和大学病院のような本格的な大学病院から、聖ローザクリニック、おとめクリニックなど出産もできる産婦人科も近くにあるので、出産や通院も近所でできます。
充実したショッピングモール
センター北やセンター南駅では複合ショッピングセンターがいくつも立ち並び、快適に買い物が楽しめます。私もよく利用しているオススメはこちら。
- 観覧車がありデパート機能もある街で一番人気の「モザイクモール」
- 神奈川県内でもトップクラスの広さの「ノースポートモール」
- 地域一番の人気のスーパー ロピアやアカチャンホンポのある「港北東急SC」
- 子供のおもちゃがたくさん売っているトイザラスのある「キーサウス」
あまりに充実しているので、港北ニュータウン内のショッピングモールかAmazon・楽天以外で買い物をすることがなくなりました(笑)
緑あふれる大型公園
丘陵地を活かした緑の街づくり「グリーンマトリックスシステム」が特色で、緑道で各大型公園がつながっています。その全長は15km以上になっており、港北ニュータウンを囲うように街を形成してます。その規模は、東京ドーム19個分となり、いまだ全てを回りきれてません。私もよく子供と遊びに行く公園はこちら。
- ハイキングできる都筑区内最大の「都筑中央公園」
- 地域イベントが盛んな「山田富士公園」
- のんびりお花見に最適な「せせらぎ公園」
- 自然と触れ合える「茅ヶ崎公園」
- 大型プールがある「山崎公園」
- 大型滑り台がある「東方公園」
オススメは、お弁当を作ってピクニック。同じように多くの子供連れの方でが毎週末ピクニックしている家族が大勢います。
どの公園も新しく、子供が常に遊んでいて活気があります。
緑あふれる大規模公園に隣接する住宅地というのは、他の地域では珍しく希少価値が高くなります。ですが、都筑区のある港北ニュータウンでは当たり前のように大規模公園隣接のマンションや住宅地が多く存在します。
こちら、現在販売中のシティテラス横浜仲町台弐番館の周囲の状況です。
このマンションだけでなく、近隣のマンションや戸建も緑あふれる公園に隣接して、緑と調和している街となっています。
秋になると紅葉し、春であれば新緑であふれる環境が常に家の近所やベランダから望めるので、軽井沢の別荘地にいるかのような雰囲気があります。
さいごに
今回の順位は、私が港北ニュータウンに住み始める前に良さそうな街を探した候補地となってます。たまプラーザ・日吉・みなとみらいも都会的で非常に好きなのですが、子育て観点で考えるとやはり港北ニュータウンが一番子育てをするのに最適でオススメできます。港北ニュータウンに位置する横浜市都筑区は毎年、人口が増えており、少子高齢化をまったく感じさせない若い街です。親子で同世代の方が非常に多く、同じような理由で港北ニュータウンに住んでいる方が多いので考え方も近く安心します。
最後に港北ニュータウンのデメリットを挙げると、横浜市営地下鉄しか通っておらず都心に出るためには乗換が必須という点です。
(新幹線へのアクセスや、羽田空港へのアクセスは良いのですが・・・)
とはいえJRの駅とは違い、横浜市営地下鉄はブルーラインとグリーンラインがあり1~2km程度の短い間隔で駅が設置されています。駅近くに住めば、乗換はあっても通勤・通学に不便はないというのが実感です。