【受験記】はじめての情報処理技術者試験①おすすめの試験勉強対策編[高度試験合格のコツ]

2017年2月3日金曜日

勉強・資格

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3ヶ月でできる高度情報処理試験の勉強方法とお勧めの参考書、合格のコツをお伝えします。
※試験勉強方法に特化ししたい方が対象です。

もし、はじめて高度情報処理試験を受験されるなら、お勧めはネットワークスペシャリストか、情報処理安全確保支援士(旧セキュリティスペシャリスト)です。

私の合格までの受験記ですが、情報処理安全確保支援士(旧セキュリティスペシャリスト)も同じように進めれます。

高度情報処理試験に合格するまで(試験勉強編)

私は2016年(H28)がネスペ初受験です。
でも、ぎりぎりながらも「一発合格」できました!

勉強期間は3ヶ月
仕事もあり、土日は家族サービス。
技術系の参考書は高いので、何を購入するかも含め勉強方法は相当悩みました。

でも、ある1冊の参考書だけは購入
その本が大正解でした

それなりの手ごたえを持って試験の日を迎えることができましたので、今回の試験でやったことをまとめます。

本記事は、「ネスペ申し込み」~「試験前日」までの試験勉強方法についてです。

「本番試験」~「合格発表」までは、「本番試験編」でまとめてます。


私のネットワークスペシャリスト受験記(試験勉強方法)

2016/7/15:試験申し込み

ネットワークは嫌いでないという理由で、突発的に申し込みました。

それまで、仕事でL2スイッチやサーバは触ったことはあります。
でも、試験よく出てくるようなIPsecやロードバランサーなどのLayer3~7は、ほぼ知りません。
ネスペのための勉強も全くしていない状況です。

2016/7/20:参考書選び

私が一番最初に取り掛かったのは、「午前2」試験対策です。

ここで、実際に購入した唯一の参考書を紹介します。!

(PDF・スマホ単語帳付)徹底攻略 ネットワークスペシャリスト教科書 平成29年度
商品説明:初版から3年連続売上ナンバー1。ネスペ(NW)対策定番のテキスト&問題集!最新の技術動向と出題傾向を徹底分析した解説と、解説文に小テストをふんだんに盛り込んだ「テキスト&問題集」方式で、合格力が効率的に身に付く構成が支持され、3年連続売上ナンバー1※の徹底攻略教科書に最新版登場!
この本を選んだ一番の理由ですが、、、
本書全文の電子版(PDF)がダウンロードできる点です!

分厚い参考書を毎日持ち歩けますか?
スマホなら、持ち歩けます。
こちらの参考書のPDFをスマホに入れたら、いつでも勉強できます。
もちろん、家で使うためのリアルな本の参考書としても利用できます。

試験当日までこの参考書はフル活用したので、スマホ勉強法を選んで間違いなかったです。

2016/7/21~7/30:「午前2」試験勉強

私の勉強方法を紹介します。
まず初めは、参考書をスマホで一日約50ページを流し読みします。

いきなり、大変と思いますよね?
まだ内容を理解する必要はまったくありません。
ただ読むだけなら、意外と余裕です。

ななめ読みで、1ページ20秒程度のペースで十分
集中したら20分程度で50ページ読めます。
私は通勤時に勉強したので、1日30分程度でした。
合格のコツです。
まずは、騙されたと思って10日間だけ試してください。
すべてを読み切ってからが本番です。
この目的は、出題範囲・内容を一通り把握するためです。
後日、調べものをする際や深堀りが効率よくできるようになります。

2016/8/1~8/10:「午前2」WEB過去問

以下のサイトで、毎日25問の過去問を解いてください。
http://www.nw-siken.com/nwkakomon.php

25問で1年分です。
これを9日間(3年分x3回)続けて下さい。

まだ、間違えてあたりまえです。
ただし、解説はしっかり読むようにしてください。

1回目は時間がかかるかもしれませんが、毎年似たような問題が何個もあります。
2回目以降は答えがわかってきます。

また、通勤時間にスマホで参考書を2週目を読むようにして下さい。
7月のときより早く読めるようになってます。

2016/8/10~8/30:お休み期間

夏休みもあり、正直さぼってました。
3ヶ月間集中し続けるのは難しいので、良かったかもしれないです。

とはいえ、手持ちぶたさな時間でのんびりスマホで参考書をななめ読みしてました。
3週目になると、飛ばすページも増えてきて読むのが早くなります。

2016/9/1~9/10:「午前1」WEB過去問

午前1は、こちらのWEB過去問だけでOKでした。
http://www.ap-siken.com/apkakomon.php
とはいえ、出題範囲はかなり広いです。
60%で合格なので、ここは割りきってください。

私が捨てると決めた箇所はこちらです。
 ・ 計算問題
 ・ プログラムの問題
 ・ A U B系の問題
慣れている方以外は、勉強しても時間の無駄です。
問題数が非常に少ないので、運任せで十分です。
上記は過去問の解説すらみないことにしました。

「午前1」の過去問は1年分の問題数が多いです。
この期間で、過去3年分x3回やりました。

解説は見ますが、あまり深堀りしなくて大丈夫です。
ほぼ同じ問題がでますので、条件反射で答えを選べるようにしてください。
合格のコツとして、実は午前2の問題から2割ぐらい同じ問題がでます。
つまり、実力で20点は底上げされます。
問題は4択です。残りは、適当に選んでも25%は正解します。
午前1は60%で合格なので、割り切っても大丈夫!

2016/9/15~9/25:お休み期間

シルバーウィークで、またさぼってました。

でも、そろそろ焦ってきてます。
2chや過去に合格した方のブログを見ることで、モチベーションを挙げてました。

ここでも、すきま時間はスマホで参考書をさらっと流し読み程度。4週目です。
この時点で、本文内の赤字の箇所を覚えてきました。
なんとなくであれば、その技術を説明できるようになってきます。

2016/9/25:「午後1」「午後2」過去問

家族にお願いし、半日勉強に集中させてもらうことにしました。

ここで初めて、「午後1」と「午後2」の過去問を1年分解きます。
IPAの公式サイトに問題と解答があるので、印刷します。

図書館にこもって、さっそく問題を解きます。
きちんと解答用紙をつくって、答えを紙に書くようにしてください。(必須!)

・・・愕然とします。解ける気がしません

でも、合格した方のブログで言われているとおり、まずは公式解答は絶対に見ないこと。
制限時間は気にせずに、とりあえず答えをすべて作って埋めます。

全部終わったら、初めて答え合わせしてください。
この時点で私は自己採点で「午後1」24点、「午後2」18点でした。
穴埋め問題は多少わかるものの、問題によっては質問内容の意味が理解できません。

公式回答の内容は、いたってシンプルな事しか書かれてません。
そこで、問題と見比べながら一つずつ問われている内容を確認します。
すると、少しずつ何について質問していたのか分かるようになります。

この日は、図書館で5時間かけました。
そろそろ午後対策が本格的に必要です。

2016/9/26~30:「午後1」、「午後2」対策

またまた、通勤時間中にスマホの参考書を読みます。5週目です。

今度は、午後試験の内容で分からなかった箇所を集中的に見ます。
すると、今まで深く見てなかったような、プロトコルの動き(図解)やIPSec、LB、VRRPなどの詳細が記載されているのに気づきます。

私はこの時点で、あいまいな知識だった所をしっかり読み込むようになりました。

2016/10/1~2:「午後1」「午後2」過去問

また家族にお願いし、半日勉強に集中させてもらうことにしました。

先週の過去問とは異なる過去問と公式解答を2年分印刷します。

図書館にこもって、同じように解いてください。
きっと出題内容が異なるので、あまり解けないと思います。
同じように、答え合わせしたら、問題と見比べて内容を確認してください。

この日も、図書館で5時間x2日かけました。
かなり焦ってきました。。。

2016/10/3~10/7:「午後1」、「午後2」対策

お決まりの通勤時間中にスマホの参考書を読みます。6週目です。
先週同様、午後試験の内容で分からなかった箇所を集中的に見ます。

やはり、午後試験で問われる細かい箇所が参考書には記載があります。

2016/10/8~10:「午後1」、「午後2」過去問

テスト本番、1週間をきりました。
ここから1日がかりで勉強をします。

午前中は、すでに1回解いた3年分の過去問を1年分やります。
過去問も2週目なので、解答時間内に答えが書けるようになってます。

それでも、まだ50点程度。
そこで、評判のよいネスペの参考書 を活用します。
こちらは、「午後1」「午後2」試験の詳細な解説が記載されてます。
これは一回読まないと、合格できないと思います。

ただ、過去問1年分の解説となり、少しお値段が高いです。
買うなら直近の1年分程度でよいかもしれません。

私ですが、近くに座って本が読める大きな本屋さんで3年間分の在庫がありました。
午後は、そこで3時間ほど座って熟読して、解答方法を理解しました。

合格のコツとして、1年程度前の参考書であれば十分使えます。
例年、合格発表が終わると中古品が出回ります。(合格者やあきらめた人が売るのでしょう。)
技術系の専門書は、ネットなら中古で手に入れやすいです。
特に今年は、「ネスペ28」は販売されません。
昨年のが最新となるので、ネスペシリーズを見つけたら早めに購入することをお勧めします。
 
 

2016/10/11~14:「午前1」、「午前2」WEB過去問

そろそろ、「午前1」と「午前2」の勉強も忘れずにやります。
とはいうものの、WEBで過去問をひたすら解くだけです。

「午前2」は知識がついているので、ほぼ100点がとれます。
「午前1」は条件反射だけで、90点がとれるようになってください。

そして、通勤時間中にスマホの参考書を読むのは必須です。7週目です。

2016/10/15:「午後1」、「午後2」過去問

もうひとふんばりです。
最後に3年分の過去問を一気にやります。
ネスペの参考書も使っているので、解き方もバッチリでしょう。

同じ問題は出ないので100点を目指す必要はありません。
解答方法と、改めて理解してない箇所を明確にしてください。

不明点は、再度ネスペの参考書をよみます。

最後の合格のコツです。
・ 数年分の公式解答だけを比較してみてください
⇒ どの解答内容もシンプルであることに気づきます。
(同じレベルの解答で十分。考えすぎはNGです。)
⇒ 問題文を単にオウム返しに答えているだけのが結構あります。
(Why 暗号化?Because セキュリティ強化etc。あたりまえの事が答えです。)
⇒ 穴埋め問題は決まった解答が多いです。意味が分からない単語は要チェック!
(IPアドレス、ポート番号、NAT、NAPT、ARP、GARP等)
※午後試験は、完全に答えが分からなくても部分点がもらえます。参考にして下さい。

ここまでが、2016/10/16に本番試験を迎えるまでの勉強方法となります。

実際に合格した際の体験談は、「本番試験の対策・解き方」にまとめてます。



試験勉強方法について

IPA試験は点数と合否以外は公表してくれません。
得点調整して合格率をコントロールしていると言われていますが、私の実感では2chでよく言われている下駄はなかったと思います。

で、合格のコツですが、得意な分野の問題が出るかという運の要素が確かにあります。
ですが、参考書の内容を理解していれば、合格レベルになります。
※NVGREもSTUNも、いまだによく分からない技術ですが、受かってます。。。

色々な本に手を出すよりかは、一つの本を徹底的に使い倒すのが一番です。
上記の勉強法により、私が受かるまでに費やした内容をまとめました。
自画自賛ですが、最小の労力で効率よく勉強できた方だと思います。

  •  使った参考書代は3,000円
  •  午後試験対策は、3週間前にスタート
  •  午後試験対策で、机に向かった勉強時間は約40時間
  •  スマホ勉強法で、通勤時間に参考書を7回読む
  •  スマホ勉強法で、通勤時間にWEB過去問をやる

本当、この参考書(PDFデータ)は神です。
(PDF・スマホ単語帳付)徹底攻略 ネットワークスペシャリスト教科書 平成29年度

この参考書をより多くのみなさまにも活用いただけるよう、ブックオフに持ち込みました(笑)
PDFデータをメインで使ってたので、本の状態はかなりキレイです。
おかげさまで、想像以上に高値で買い取りして頂けました♪
 


また、今年も情報処理技術者試験があります。詳しくは公式サイトを。


 >> かんたん合格! 情報処理技術者試験の対策勉強(おすすめ)

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