バルミューダの次の新製品は炊飯器です。
これまでバルミューダは、扇風機やトースターで大ヒット商品を販売しており、今後どのジャンルの製品を出すかが注目されていました。
2017年3月から発売する本製品には、トースター同様、お米をおいしく食べるための工夫があるとのことで、購入すべきか精査します。
さて、今回はどのようなコンセプトなのでしょうか?
テーマは「素晴らしいごはん、最高の食事」となります。
テクノロジーはトースターと同様、「蒸気」がキーとなります。
「BALMUDA The Gohan」のレビュー
コンセプト
ごはんはおかずと一緒に食べるものという考えで、「おかずの味を引き立てるごはん」という位置付けとなります。
炊き上げたご飯の特徴
・粒立ちとほぐれの良さ
⇨卵かけ御飯、カレー
・抜けるような香ばしさ
⇨お弁当のご飯
・透明感のある味わい
⇨おにぎり
美味しさを実現するテクノロジー
このシンプルなフォルムから生まれる美味しいご飯の秘密は「蒸気」です。
内釜と外釜の間に蒸気で高い断熱層を作り上げることで、香りと旨味を閉じ込めてます。
そして、かまどや土鍋で炊いたご飯の味に近づけるため、蒸気の熱をコントロールして最適な温度で炊き上げてます。
・釜を二重にして蒸気で米を焚き上げる
・急激な温度変化を起こさず、100度を超えない細かな温度コントロール
細かな温度コントロールをしっかりすることで、米粒が熱で溶けてベチャっとなることを防ぎ、美味しいごはんを炊くことにつながってます。
サイズ
本体は、キッチンで場所をとらずにコンパクトに収まるサイズです。
一回で炊ける量は「3合炊き」となります。
一般家庭の一食分となるので、子供のいる家庭でも十分に使える大きさとなります。
お値段
「41,500円」です。最近の炊飯器は、高級品として10万円を超えるモデルも多いなか、高すぎない価格となっています。
バルミューダの炊飯器 (BALMUDA The Gohan)はおいしいご飯を炊く上で他社にない工夫を行い、必要な機能・利用シーンを見据えた上で、適切なレンジの製品となっています。
大人気間違いなしの理由
バルミューダの炊飯器ですが、おそらく売れ出すまでには時間がかかると考えます。ただ、2〜3年後にはトースター並みの大ヒットとなると予測してます。
※扇風機の超大ヒットは超えないとは思いますが。
実際にターゲットとなる利用者は以下となります。
・一人暮らしを始めた社会人
・結婚したての新婚カップル
・2〜3人家族または、子どもが小さい家庭
理由として、炊飯器は各家庭にすでに1つあります。
実際は壊れない限り、なかなか買い替えは進まない商品です。
逆に数年使うことを想定しているので、高級品を選択する傾向があります。
おそらくトースター同様に、製品が世の中に出てからヒットするまで2〜3年はかかるでしょう。そのころには、炊飯器売り場で主役となり、一般家庭でも使っている人が多くなると考えます。
なお、日本では少子化・高齢化が進んでおり、「3合炊き」でほとんどのニーズをまかなえると判断したバルミューダの戦略は先見性があります。
全機能入りではなく尖った製品コンセプトをもっているので、おそらく今年のグッドデザイン賞の有力候補になると思っています。
こちら上から見た写真です。シンプルな点がグッドです。
すでに我が家の買い替え候補として決まっているのですが、現在使っている炊飯器が元気なのでしばらく先になりそうです。
●SPEC
BALMUDA The Gohan
消費電力 670W
炊飯容量 0.5~3合
炊飯モード 白米(0.5~3合)、白米早炊(0.5~3合)、玄米(0.5~2合)、炊込(0.5~2合)、おかゆ(0.5~1合)
炊飯時間 白米(53~68分)、白米早炊(32~39分)、玄米(75~104分)、炊込(53~68分)、おかゆ(51~67分)
保温機能 なし
タイマー あり 時計式 前回の設定を記憶
サイズ 幅275×奥行き251×高さ194mm、重量約4.0kg
コード長 約1.2m
カラー
ブラック(型番:K03A-BK/ JAN:4560330117961)
ホワイト(型番:K03A-WH/ JAN:4560330117978)
今回紹介したバルミューダの炊飯器はこちらです。
レビューを参考にしてはいかがでしょうか。
BALMUDA