横浜市営地下鉄ブルーラインの仲町台とセンター南間において、柱の耐震工事が2018年度以降に行われる計画が発表されましたのでお伝えします。
なお、開通してからまだ日の浅い戸塚から湘南台間及びグリーンラインの柱は、平成 25 年度の耐震診断の結果、所定の耐震性能を満たしていることを確認しているのとのことで耐震工事の計画はありません。
横浜市営地下鉄の耐震工事について
背景
市営地下鉄では、阪神・淡路大震災を踏まえた国からの通達に基づき、平成7~15 年度までの間に、高架橋やトンネルの崩壊を防ぐことを目的とした耐震補強を
実施しています。
しかしながら、依然として地震発生時には列車運行の再開に長期間を要すること
が予想されます。
地下鉄構造物の耐震性能を向上させ、地下鉄運行の早期再開を図ることを目的として、平成 25~40 年度頃までの計画期間で「さらなる耐震補強工事」を実施する計画となります。
平成 27~30 年度には、 優先度の高い区間から補強工事を実施しています。
- 市中心域である横浜~上大岡、新横浜~横浜の区間
- 営業継続に必要な車両基地と接続する上大岡~上永谷~車両基地の区間
- 緊急輸送路となる道路の地下、交差部、並走区間
横浜市都筑区を通る地下鉄の耐震工事計画(2018年~)
横浜市交通局では、市営地下鉄ブルーラインの「さらなる耐震補強」で、仲町台駅~センター南駅間の柱195本を対象とした補強工事を2018年度以降に実施する方針です。開削トンネル中柱の耐震補強施工方法
施工方法ですが、柱の周囲に小型に分割した鋼板を組み立ててモルタルを注入し、柱と鋼板を一体化させる方法となります。柱下部から組み立てて、柱全体の巻き立てを完成する形に仕上がる見込みです。
さいごに
トンネル内の柱意外にも地上の高架部の柱も合わせた耐震工事とのことです。仲町台からセンター南駅にかけての高架下は駐車場として使われているエリアも多いので、駐車利用されている方にとっては影響があるかもしれません。