優れたデザインに対して贈られるグッドデザイン賞。
2017年のグッドデザイン賞が10月4 日(水)に発表されました。
2017年度グッドデザイン賞は、近年では最多となる4,495件のデザインを対象に審査を実施した結果、全1,403件の受賞が決定しました。
昨年は、『ライオンズ港北ニュータウンローレルコート」でしたが、今年はどのような住宅が受賞したかをお伝えしたいと思います。
2017年のグッドデザイン賞を受賞した住宅(横浜市都筑区)
アラウンド ザ スカイ
受賞した企業は、株式会社プリンシパルホーム (東京都) と株式会社高松伸建築設計事務所 (京都府) が手掛けた住宅です。受賞したポイントは『まるで、空をかこんで、空に包まれてあるような家』であること。
“AROUND THE SKY”は、京都の昔ながらの古き良き住み方に学び、住宅中央の空の庭“スカイコート”を囲みながら空を見上げることができる一戸建てです。
プライバシーに配慮しながらも、家の中から空を見上げ、空に包まれてあるような家です。
京都の町屋のように空を望むことができ、シンプルな外観でありながら外部との調和がとれたデザインとなった点が評価されました。
場所
神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央58-28J・アーバン 港北
受賞企業は、住友不動産株式会社です。住友不動産は、シティテラス横浜仲町台を現在分譲してますが、今回受賞した住宅は、港北インターにある住宅展示場内のモデルルームとなります。
受賞理由は、『外観は2階建でありながら内部は6層もの多層階に広がる点』
この家は、空間のつくりかたに徹底的に挑戦しており、2階立ての住宅でありながら以下の点を工夫し、多層階を実現した先進的な住宅となっています。
- 床下を半地下空間とした居室
- 小屋裏空間をロフトや収納
- 天井を半層ずつ上げ、スキップフロア
階段も長くならないように設計され、子供や高齢者に対する配慮が感じられる点、色々な制限がある中でも実際に住める住宅を実現した点はぜひ見学に行って実感してみたい作品となっています。
場所:
神奈川県横浜市都筑区川向町989-1港北インター住宅公園さいごに
残念ながら今年は都筑区から分譲マンションはグッドデザイン賞を受賞しませんでした。なお、仲町台のNCR跡地に分譲マンションを建設中のモリモトは分譲マンション「ピアース初台センティア」で2017年のグッドデザイン賞を受賞しました。
最近の傾向として、分譲マンションは単なるデザイン性だけでなく地域性・ライフスタイルといったプラスアルファの要素が受賞したマンションには必要とされています。
アールブラン横浜仲町台もデザイン性の高いマンションとなりそうなので、ぜひプラスアルファの魅力を追加して受賞を目指してほしいと思います。