新しくできる都市計画道路の整備内容!都筑ICへ向かう道路の完成はいつ?

2017年10月22日日曜日

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横浜市都筑区はニュータウン事業で誕生した街のため、道路事情も他の区に比べて整備されています。

ほとんどの道路が歩車分離されているのは都筑区ならではの特徴です。

さて、今回は今後計画されている都筑区の大型の道路について、整備する目的や完成時期についてお伝えします。


都筑区の都市計画道路の開発予定

新吉田中川線は2025年以降

都筑インターチェンジから港北ニュータウンセンターへは、直結した東西方向の道路ネットワークがありません。

都筑インターから降りても、車がスムーズに抜けて行く道路がないため、都筑インター入口交差点から新栄高校入口交差点付近は、朝夕、非常に混雑しています。

都筑インターチェンジの利用をするより、混雑しない港北インターチェンジを使うという人も結構います。


上の図で赤字で書かれているのが『新吉田中川線

この道路は都筑インターチェンジと港北ニュータウンセンターとのアクセス性の向上及び周辺道路の混雑緩和、安全性の向上等を目的としています。

計画されている新吉田中川線近辺は、既存住宅エリア。
こちらは歩道が狭く、連続していない箇所もあるため、その整備も合わせておこないます。

また、車だけでなく歩行者の安全性の向上も目指した計画となっており、周辺の住宅地との調和も考慮されています。


まずは都筑インターから都市計画道路丸子中山茅ケ崎線(中原街道)までの約910mを優先整備路線として都市計画道路として計画しており、2025年頃までに事業着手となります。

完成予定は未定。おそらく、既存住宅の立ち退きも必要となるため、事業着手から数年かけて完成するため2030年になるかもしれません。

新吉田中川線がセンター北とセンター南駅に隣接する、「歴博通り」「区役所通り」まで結ばれると、さらに利便性が高くなりますね。
こちらまで道路を延伸するかは、今後の追加候補として引き続き検討を行う予定となっています。


なお、江田中川線や新吉田牛久保線は現時点では、計画されていません。
横浜市も財政に余裕があるわけでないので、数十年以上先になるか廃止になるかもしれません。

新吉田中川線の計画内容

新吉田中川線は、都筑区のグリーンマトリックである「せきれいの道」とぶつかります。

特に気になる工事計画ですが、
簡単に言うと、『掘割式』となり半地下の道路として検討を進めることとなっています。

当初は周辺住民が利用しやすいように平面式で道路へのアクセスを検討していましたが、安全性や緑道が途切れてしまうこともあって見直されています。


見直し後の計画内容です。
まずは都筑インターチェンジから早渕中学校にかけては、現在は自転車置き場です。

このエリアから採掘し始めて、半地下の道路となります。
せきれいのみちの下をトンネルのようにして車が通行する計画となります。


早渕中学校から中原街道に向かっては坂道が続きます。
早渕中学校から先もしばらく採掘され、地上を通る既存の道の下を交差するため歩行者にも安全な作りとなります

中原街道へつながるエリアは、平面式となり、地上に出ます。
隣接する住宅地からも出入りがしやすくなるのが平面式のメリットです。

本計画は、港北ニュータウンの住民協議の街づくり、区画道路と幹線道路の分離、幹線は掘割式と謳った理念に基づき、住民との検討会を通じて決定したとのことです。


さいごに

採掘式になったことで、せきれいの道の緑道ができるだけ途切れることない計画になりそうです。

ただ、採掘式の場合、周辺道路から段差ができてしまいます。
スロープをもうけても遠回りになるため、周辺の住宅街からは利用しにくいというデメリットを受け入れる必要がありますね。

なお、都筑区ではスポット的な道路の整備は行なっていますが、大きな計画はこの道路だけの状況です。

横浜市では、優先道路として計画していますが、事業着手から完成は随分先になりますので気長に動向を見守りたいですね。


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