先日、本ブログの執筆にも使っているApple社のパソコンMacbook Proで初期不良と思われる事象が発生しました。
こちらのパソコンは中古品として買ったこともあり、
どこまで保証が受けられるかが分からなかったのでかなり心配でした。
同じような不具合が発生している人もぼちぼちいるようですが、
今回Apple社で修理を受け付けてもらって正常な状態になるまでについての流れについてお伝えしたいと思います。
Macbook Pro2017が不具合で故障!中古品でも修理してもらえた流れ・手続き・修理費用などの体験談まとめ
修理が必要になったMacbook Proは中古・展示品パソコン
パソコンを新しくしたのはちょうど3か月前。2018年1月に展示品なのか中古品として、いつもよく行くパソコンショップで格安で販売しているのを発見して、購入したのがはじまりです。
当時、発売してまだ半年もたっていない最新モデルが通常より30%近く安く販売されており、とくに目立った不具合や傷がなく状態がよかったため購入。
ただ購入時から気になったのは外装箱が一切なかったこと・・・
MacbookやiPhoneは中古品も買い取り価格が高いので有名です。
Apple製品を販売半年後に中古にだすぐらいなら、
通常は外装箱がありそうでしたが購入したMacbookProにはなくいわくつきかと疑うほど。
いちおう中古扱いのパソコンということでもApplecareなどにも加入できたりするので、
このパソコンがAppleから十分なサポートが受けられるか調べてみます。
こちらの公式サイトでMacbook Proのシリアルを入力してみたところ、
Appleが販売してから1年間の保証期間が中古のMacbook Proでもあったので万が一があっても大丈夫かと思ってたのですが・・・
Macbook Proで発生した不具合内容について
店頭展示品のデモ機だったのかもしれないと思いつつ購入したMacbook Proですが、この購入時点で実は気になった箇所が1点だけありました。
今回、私のMacBook Proに生じた不具合となりますが、
キーボードの一番右下に位置する「右矢印 ->」のキーがうまく押せない症状が時々見受けられた点。
Macbook Proは第二世代のバタフライ構造のキーボードとなっているため、ほこりなどが詰まる要素はほぼありません。
Appleに修理に出さずになんとかならないかと思い、
よく試してみる価値があると言われているエアダスターを購入して吹きかけてみましたがまったく効果はありませんでした。
マウス操作が多いかたなら気にならないキーかもしれませんが、
私のスタイルがマウスを使わずにパソコンを操作しており、十字キーの頻度が高いです。
右矢印のキーボードの不具合はだんだんと酷くなり、
症状が悪化していくにつれストレスの溜まる状況になっていました。
そして、修理にだす直前になると、
なお、Macbook Proのキーボードはバタフライ構造のため
キーの上側と左右を押せば反応はします。
キーの上側と左右を押せば反応はします。
この情報を提供したことで、
Appleのサポートからはキーボードの内側の問題でなく、外側の故障だと判断してもらった次第です。
Appleのサポートからはキーボードの内側の問題でなく、外側の故障だと判断してもらった次第です。
Apple製品は修理先は公式がオススメ
Apple製品の非公式サービスを請け負っている会社もあります。格安修理をしてくれるとのことで魅力ありますが、
Apple製品は非公式の修理を受けると、基本的にはその後公式の修理サービスを受けることはできなくなってしまいます。
Appleでは、故障部品が明確に特定できず原因不明の修理でも約4万円ほどはらえば、ロジックボードやディスプレイなどまとめて交換してくれるサービスがあります。
保証期間外でも、こちらを使えばほぼ復旧してくれるサービスなので、
その製品の今後の寿命があまり長くない場合や買い替え予定がある場合を除いては、Apple公式で修理を依頼することを強くお勧めします。
なお、
Appleに公式修理をしてもらうためには、大きく分けて以下の3つがあります。
- Genius Bar に持ち込む
- Apple提携のサービスプロバイダに持ち込む
- Appleに郵送
手取り早いのはGenius Barに持ち込んでの修理です。
ですが、部品修理やディスプレイ交換を伴うような故障・修理のケースは店舗での即日修理は難しいです。
また、移動時間や待ち時間がそれなりにあるので、
送料無料のAppleに郵送して修理するのが一番手軽で簡単だと思います。
Macbook ProをApple社で修理にかかった日数・経緯など
今回は、MacBook Pro2017を修理に出しましたので、受付の方法や修理に出す前にすること、修理から手元に帰ってくるまでを体験談として残しておきたいと思います。
5月5日 8時頃:WEBで修理依頼
Appleの公式サイトで修理のための申し込みをWEBで申請しはじめました。必要な情報は修理してほしい故障したMacbook Proのシリアル番号と、各種連絡先情報です。
この際、時間を指定して電話で症状を伝えることにしました。
指定時刻は9時15分と、およそ1時間後に連絡をもらうことに。
5月5日 9時15分:Appleサポートと電話対応
予定時刻より数分おくれて指定した携帯番号に電話がかかってきました。このとき聞かれたのはまずは症状。
キーボードの一部不良の話を伝えたら、即座に保証範囲での無償修理を提案してくれたので類似の不具合が多発しているのかもしれないと感じました。
この電話での対応ですが、
あらためてシリアル番号やMAC OSのバージョンなどについて再度きかれました。
また、不具合内容を明確にするために、
最寄りのサービスプロバイダで、修理が必要かどうか確認することをかなりすすめられました。
ただ、今回の私のMacbook Proの症状はどう考えてもソフト不具合でなく、ハード故障ということもあり、Appleサポートの方には電話で郵送を強く希望して依頼しました。
このあたりの細かい話となると、手元に修理するMacbook Proが必要です。
聞かれた内容をすぐに説明できるように、きちんと修理品を触れるような状況にしておくべきだと思います。
引き取り日時もこの電話で指定することができました。
希望はいつでも良いとのことだったので、
明後日の午前中を指定して引き取り先の住所をつたえて完了。
修理方法が決まり、Apple社への郵送で依頼しきるまで、
かかった所要時間はおよそ30分ほどでしょうか。
この間、ずっと電話し続けてましたので、
時間は余裕をみておくほうが良さそうです。
5月6日:バックアップ・保護ケース外し
先日の電話でも言われた重要なこととして2点ありました。1つめは、大事なケース類やアクセサリ類は取り外しておくこと。
修理の際に、アクセサリやシール・ケースなどを取り外して作業することがあります。
その際、傷がついたり破棄されたりする可能性があるので、購入したままのMacbook Proの状態に事前にしておく必要があります。
そして2つめは、バックアップを必ずとっておくこと。
修理の際には、データがフォーマットされてしまう可能性、または不慮の都合で消えてしまう場合もあります。
また、Apple側の過失などにより修理の際に誤って壊してしまう可能性もあります。
今回はキーボードの故障ですが、
データと関係ない修理だからと侮らずにバックアップを取っておく必要があるのでバックアップを作成しておきます。
なお、バックアップは数時間は確実にかかるので、こちらも時間に十分余裕を見ておくのが良いかと思います。
5月7日 10時頃:梱包/発送
運送業者がひきとりにきてくれました。シリアル番号の確認などがあるかと思いましたが、特になく。
引き渡すMacbook Proは保護カバーをすべて外して本体だけを渡して終了。
結構あっけないお別れでした。
【郵送修理の注意事項】
電話などで修理依頼を行い、集荷の日付をお願いすれば、あとは配送会社の方が受け取りに来るので、商品を渡せば、Appleの工場に送られ修理されるためとても簡単ですが、デメリットもあります。
それは、電話だけでは修理箇所や修理内容がうまく説明できなかった場合。
この場合、修理工場から問題が再現しないということでAppleサポートから連絡があったりするため、時間が結構かかってしまうリスクがあります。
また、シリアル番号や管理者権限のパスワードなどの情報を誤って伝えてしまっても同じくAppleサポートから再連絡がきたりしてしまうこともあるのでご注意ください。
5月8日 8時頃:到着/修理中
Macbook Proが無事に修理工場に到着したようです。
修理工場は厚木にあるようなので、郵送した翌日の朝には到着したとの連絡がありました。
5月8日 19時頃:修理完了/配送中
Macbook Proの修理状況のステータスが変わりました。
無事に修理が完了して配送したとのステータスになってます。
1日足らずで、修理ならびに配送までが完了する速さは他社以上かもしれません。
無事に修理が完了して配送したとのステータスになってます。
1日足らずで、修理ならびに配送までが完了する速さは他社以上かもしれません。
5月9日 16時頃:受け取り
Macbook Proが無事に手元に戻ってきました。
修理依頼を申し込んでからの期間にして約5日。
Macbook ProがAppleの修理工場にいき、手元になかった時間はおよそ2日ほどでしょうか。
迅速な対応がなされたので、あまり不便を感じることがなくとても助かりました。
今回は月曜日に集荷してもらうことで、
火曜日に修理、そして水曜日にはMacbook Proが戻ってきました。
月曜引き渡しだと、手元にPCがなくなる期間を最短にすることができるので、ぜひおすすめします。
無事修理されたMacbook Proと故障原因について
Macbookでは2016年モデルからバタフライキーボードが採用され始めました。2世代目となった2017年モデルは使用感の改善としてタイプするときの音の改善がなされてますが、他の改善は特になかったようです。
2016年モデルではキーボードの不具合はよく起こった問題だったようで情報は豊富にありましたが2017年モデルはあまり報告が見当たりません。
Appleでは修理に出すと故障箇所のレポートが、修理されたMacbook Proと一緒に同封されて返送されてきます。
なお、修理内容の紙を挟んでいるのは非売品のAppleクリアファイル。
すでに1つ持ってますが、ちょっとプレミア感があって今回も大切に保管したいと思います。
さて、気になる故障原因はというと・・・特に記載はありませんでした。
ただし、故障個所として申告をしていたキーボードを押した感触がない症状については確認が取れたため、交換部品は「キーボードならびにバッテリー付きのトップケース」となりました。
キーボードだけかと思ってましたが、バッテリーまで無償交換してもらえてラッキーです。
Apple製品の中でもMacbookはもっとも修理がしにくいハードウェアと言われているので、今回のような対応になったのではないかと思います。
なお、戻ってきた直後のバッテリーの状態を見ると、
「充放電回数:2」となっており、確かに新品になって戻ってきてます。
本体のシリアル番号やHDD/SSDのストレージに入れいていたデータやソフトも修理前と同じ状態。ですので今回、キーボードに関わる部品交換だけを行ってくれたことがわかりました。
実際にかかった修理費用ですが、保証期間内ということで「0円」での修理となりました。
なお、修理した箇所が再び破損した場合には、
90日以内であれば補償を受けることができるとのことですが、再発しないことを強く願います。
さいごに
ということで、Apple製品の公式での修理の方法、実際に体験した結果についてまとめて見ました。
中古品のMacbookでも、初期購入時から1年以内のモデルであれば無償で修理ができたという話は私も聞いたことがありませんでした。
この体験談が同じような悩みを持ったMacユーザーの参考になり、中古のMacでも安心して購入してもらえるようになれば嬉しいです。