7月の七夕をもっと楽しむ!地元の歴史を感じられる昔ながらの七夕イベント3選

2018年6月19日火曜日

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7月7日と言えば七夕。
七夕は「たなばた」または「しちせき」とも読みます。

この日は、「願い事を書いた色とりどりの短冊」や「飾り」を笹の葉につるして、星にお祈りをします。大人も子供も誰でも一度は経験があるイベントです。

ですが、由来や意味を知っている人は少ないのではないでしょうか。
夏の風物詩のひとつともいえる七夕は、「笹の節供」、「星祭り」とも呼ばれ、古くから日本で行われているお祭り行事のひとつです。

それでは、今回は七夕の由来と意味、そして区内で地元の歴史を感じられる七夕イベントを3つ紹介したいと思います。




7月の七夕をもっと楽しむ!地元の歴史を感じられる昔ながらの七夕イベント3選


現在では、願い事を短冊に込めてお願いする七夕の行事ですが、起源には3つの行事があわさったものと言われています。
■ 七夕の起源
(1)日本の神事「棚機(たなばた)」
(2)織姫と彦星の伝説
(3)中国から伝来した「乞巧奠(きこうでん)」

七夕の起源(1)棚機(たなばた)とは?

「棚機(たなばた)」とは古い日本の禊ぎ(みそぎ)行事で、
乙女が着物を織って棚にそなえ、神さまを迎えて秋の豊作を祈ったり人々のけがれをはらう神事です。

その際に、川などの清い水辺にある機屋(はたや)にこもって神さまのために心をこめて着物を織った際に使われたのが「棚機」(たなばた)」という織り機です。

七夕=たなばたと当て字で読むのは、この神事が起源と言われているとのことです。




七夕の起源(2)織姫と彦星の伝説とは?

七夕と言えば、願い事を書いたら星にお祈りをする習慣が今も残ります。
この星についての起源がこちら。

琴座のベガは裁縫の仕事を、鷲(わし)座のアルタイルは農業の仕事をつかさどる星と言われていました。

この二つの星は旧暦7月7日に天の川をはさんで最も光り輝いているように見えることから、
中国でこの日を一年一度のめぐりあいの日と考え、七夕ストーリーが生まれました

七夕の起源(3)乞巧奠(きこうでん)とは?

「乞巧奠(きこうでん)」は、中国の行事で7月7日に織女星にあやかってはた織りや裁縫が上達するようにとお祈りをする風習です。

庭先の祭壇に針などをそなえて、星に祈りを捧げます。
やがてはた織りだけでなく芸事や書道などの上達も願うようになりました。

これが願い事をお祈りするという七夕イベントともつながっていると言われています。






現在の七夕行事は、祈り!

現在では、7月7日の七夕の夜は
おりひめとひこぼしは待ちに待った「再会」という願いをかなえるロマンチックなイベントとして親しまれてます。

大人も子供も「二人のように、願い事がかないますように」と、
たんざくに色々な願い事を書いて、笹や竹の葉を飾るイベントです。

この竹ですが、冬でも緑のままであることや、地面からまっすぐに育つことから、竹取物語にも書かれているように、昔から不思議な力があると言われてきました。

また笹の葉には殺菌力もあり神聖ということで、厄除け・魔除けという意味も。
これらのことから、現代のイベントにつながった次第です。






それでは、昔ながらの七夕イベントですが、
地元の歴史を感じれる昔ながらの七夕イベントを3つ紹介したいと思います。


歴史を感じる古民家で七夕まつり「都筑民家園」

横浜市営地下鉄センター北駅近くにある古民家「都筑民家園」では、毎年七夕シーズンになると、笹の葉が飾られます。

開催場所は、大塚・歳勝土遺跡公園内にある江戸時代の民家を移築復元した雰囲気抜群の母屋。
2018年は6月23日(土)から7月8日(日)までが七夕まつりとなってます。

期間中であれば置いてある短冊に短冊に願い事を書いて笹につるすことができ、参加費無料の七夕イベントとして地元のこども達が毎年訪れます。

7月7日(土)の週末には七夕まつりのイベントが2つ用意されてるので、ぜひ遊びにいかれてはいかがでしょうか。
イベント名:
「七夕親子折り紙体験」
開催日時:
7月7日(土)10時~12時
イベント内容:
折り紙で作る七夕飾りを親子で一緒に作るイベントです。
参加費用は100円で先着20人の事前申し込み制となっています。
「七夕お茶室カフェ」
開催日時:
7月7,8日(土,日)10時~16時
イベント内容:
園内のお茶室で抹茶やコーヒー、紅茶をたのしむイベントで、1杯300円から。
予約不要でちょっとした一服を楽しむことができます。


  • <都筑民家園>
  • 住所:神奈川県横浜市都筑区大棚西2番
  • アクセス:横浜市営地下鉄「センター北」駅 徒歩8分
  • TEL:045-594-1723
  • 開園時間:9時〜17時





iti(あいたい)で都筑の歴史を!都筑民家園の竹で七夕飾り

地元の歴史を感じながら、自分だけの七夕かざりが作れるイベントがセンター北駅直結のショッピングタウンiti(あいたい)で開催されます。

iti(あいたい)では、7月1日(日)に、都筑民家園の竹で作る「七夕かざりワークショップ」を行います。

折り紙で七夕かざりを作り、都筑民家園の竹に飾り付け、地元の歴史を感じながら、自分だけの七夕かざりをつくるイベントとなってます。

先着順のイベントとなっています。
ぜひ近くを訪れた際にはあいたい3階イベント広場をご覧になってはいかがでしょうか。


  • <折り紙で七夕かざりをつくろう>
  • 開催日:7月1日(日)
  • 開催時間:1回目 11:00~12:30 / 2回目 13:30~15:00
  • ※どちらの回も先着30名様までとなります。
  • 会場: あいたい3階イベント広場




歴史と自然あふれる七夕イベント「せせらぎ公園 古民家」

せせらぎ公園の古民家でも七夕飾りのイベントが例年行われています。

例年ですと、開催期間は7月1日から7月7日の七夕シーズン頃まで。
短冊は無料で用意されており、お散歩ついでにお願いごとを書いてつるしてみてはいかがでしょうか。



  • <せせらぎ公園古民家>
  • 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:毎月第1・3木曜日
  • (ただし祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
  • 入館料:無料
  • TEL:045-592-6517




さいごに

日本のお祭り行事、日本文化としてすっかり定着している七夕。

ルーツをたどると昔の風習から徐々に変わってきているものもあれば、織姫と彦星伝説のように変わらないものまであります。



長い時代を経て現代に伝わっている行事をより身近に感じるには、歴史を感じながら実際に体験するのが一番です。

ぜひ、7月7日の七夕では家族全員でお願い事をしにお出かけしてはいかがでしょうか。


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