【解決】Googleアドセンスが表示されない!カバレッジ低下から広告配信が復活するまでの19日間と、3つの対応内容

2019年5月30日木曜日

Bloggerブログ

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本ブログにも導入しているGoogle アドセンスが表示されなくなるという事象が発生しました。

世界的にも発生している本問題は、全世界で1000名以上が影響をうけ、大きな波紋を呼びました。



あらためて、アドセンス復旧までにかかった日数と、
対応内容、問題発生時と復旧直前のカバレッジの見え方について備忘録がてらまとめましたのでお伝えします。



【解決】Googleアドセンスが表示されない!19日間の対応内容は3つ

広告配信の停止:5月30日 朝7時頃

本問題が発生しているのに気づいたのは、5月30日の朝7時ごろでした。

気付いた理由は、ページビューに対して明らかに広告が表示されていなかったため。
通常、1PVあたり4つほどカウントアップされる広告表示が、0になっていました。

数ヶ月に1回の頻度で、Googleもシステムトラブルが発生するので1日たてば復旧するだろうと思っていたのですが、まったく復旧がなされない状況。

知り合いや他のWEBサイトでは通常通り広告が表示されているので明らかに、本ブログに発生した問題のようです。

発生事象:(広告が表示されない/カバレッジが1%まで低下)

今回、発生していた事象は以下のとおりでした。

  • 本ブログ内ですべてのページで広告が表示されない
  • 広告欄が空白になっている
  • WEBブラウザをIE/Chrome/Safariに変えても広告が表示されない
  • 別に運営しているブログでも広告が表示されない
  • 100pvに1回ほどの割合で広告表示がされるときがある


気になって、アドセンスの管理画面をみても正常に見える状況でした。

  • Googleからのメール通知はなし
  • クローラエラーのメッセージはなし
  • アカウントの管理画面でポリシー違反なし
  • お支払い予定は、「支払いは保留されていません」と表示


他ユーザーの事例調査を実施

グーグルアドセンスに問題が発生すると、Twitterでの報告が一番早く情報入手できます。

Twtter検索していると5月末頃から広告が止まってしまった人が、日本のみならず海外にもたくさんいるようです。


アドセンスの公式HPを調べていくと、
2019年5月24日からポリシー違反の通知やポリシーセンターでは特に何も問題が表示されないにも関わらず、AdSenseの広告が表示されないという事象が全世界的に発生しているとのこと。

日本はコミュニティの文化があまりないのですが、海外はGoogleアドセンスのコミュニティで問題を共有・解決するという文化のため、同様の広告非表示の報告が多数あがってました。

内容は全く同じで、広告がほとんど表示されないという現象について、AdSense ヘルプフォーラムに多数、投稿されていました。
<広告非表示の報告事例>
5月24日頃:100件ほど
5月31日頃:300件ほど
6月08日頃:600件ほど
6月15日頃:1000件ほど

広告停止の発生原因は不明!

アドセンス配信停止についての明確な原因は未だ公表されていません。
(原因を公表すると迂回・回避策を考える人がいるため、Googleからは公開しない方針)

ただ、コミュニティマネージャやエキスパートからのコメントから、「トラフィックの品質調査」のために一時停止している可能性が示唆されました。
Google Adsenceチームからの回答
【原文】
Google is continually investing in measures to protect and improve the experience for our advertisers, publishers, and users.
  
As we launch improvements to our systems and defenses, sites with invalid traffic may experience limited ad-serving. Additionally, if we are unable to verify the quality of your traffic, we may limit or disable your ad serving.
  
Please check out our help center on Invalid Traffic to learn about how to prevent invalid traffic and improve your traffic quality.
 
【翻訳】
Googleは常に保護し、AdSenseの広告主の、出版社、およびユーザーのエクスペリエンスを向上させるための対策に投資しています
 
私たちはあなたのトラフィックの品質を確認することができなかったため、広告配信は現在制限されています。私たちはあなたのトラフィックの品質を評価するために継続しながら、あなたのサイトやアプリでは、Googleからあまり需要が発生することがあります。
 
チェックしてください無効なトラフィックのヘルプセンターを無効なトラフィックを阻止して、トラフィックの品質を改善する方法について学習します。
トラフィック監視というものの、
コミュニティに上がっている投稿者からは問題ないはずだと一点張り。

生活がかかっているため、だんだんとフラストレーションがたまっているのが分かる状況で、世界中の人が困惑している様相でした。

「広告が表示されない」原因と対策の分析

効果がなかった対応内容

上記のような状況だったため、ユーザー側では明確な対策はだせず、Google Adsenceチームの調査結果を待ち続ける日々が続きました。

本ブログもできることはなにかないかと思い、以前から改善したかった以下を実施してます。(実際、広告配信に対して効果があったとは思えませんが)

ですが、本対応後も2週間以上たっても広告配信は復旧せず、カバレッジは低いままでした。
<広告配信停止から3日後に実施した内容>
・プライバシーポリシーのTOP表示
・ads.txtの確認

効果があったと思われる対応内容

あらためて広告配信が停止する原因を検討してみたところ、
推測ですがGoogle Adsenceが機械的に判定したものと考えました。
(このレベルは手動や人が判定できるレベルを超えたものと推測)

  • コミュニティ未報告を含めると推測で1万人近くが影響
  • 急激なトラフィック増もなく、イレギュラーな海外アクセス無し


世界的に発生している事象であること、Googleはフェアで公正なことをポリシーにしているので、個人の主観で判別される不確定なロジックによるものではないと考えた次第です。

となると、やれることはシンプルです。
有効と考える対応①「自サイトの広告表示状況をチェックしない」
広告が表示されるようになったか気になりますが、更新を繰り返して非日常のトラフィックを発生させるのは、逆効果と考えました。
有効と考える対応②「アドセンスの管理画面表示は1日1回」
広告表示が復旧されたか気になりますが、精神衛生的にも悪いのでできるだけ気にしないようにしました。
有効と考える対応③「新記事追加は以前同様、週5ペースで投稿」
SNSやTwitterなどは一切使っていない状況でしたので、
「トラフィックの品質が悪い」と判定されたなら、よくするために出来ることは新記事追加のみと考えました。
 
新記事を追加することで、キュレ―ションサイトや複製サイトでないことの証明にもなり、しっかり更新されているWEBとしての評価が高まります。

なお、過去記事のメンテナンスはこの間、一切行っていません。
その理由は、これまでの投稿はトラフィック品質の悪化に影響するような記事はないはずと考えたためです。 

広告配信の復活:6月17日 夕方16時頃

5月24日から全世界的に発生した問題も、さすがに3週間近くたつと解決したという報告がちらほらと聞こえてきました。

一部の人は、既存HPの見直しやads.txtなどやれることを試してましたが、
ほとんどの人は過去記事や構成を変えず、何もしないで復活したようです。

ただ、広告表示が復活するまで個人差が大きいようです。
発生から3日ほどで復旧した人もいれば、10日や2週間以上で復旧した人もいます。


ちょうど私も自サイトを見なくなって1週間ほどたったこの日に広告配信が復活、カバレッジが99%近くまで戻りました!

おそらく、
「自サイトを頻繁に見ない」、「異常なアクセス・不正クリックがない」という状況が確認できればOKと判断してもらえたのではないでしょうか。


なお、Google Adsenceチームでは、これらを機械的に判断して広告表示を復活させたのかもしれませんね。(ブログ記事の内容詳細チェックはしてない模様?)



さいごに

なお、広告停止の期間の間で気になったことは、低下したカバレッジの表示割合が日によって変わっていた点です。

まるでGoogle Adsenceチームが操作しているかのように、
カバレッジ1%未満から始まり、1.2%、1.5%、1.9%と段々と上がって行きました。
(復活しなかった週は、また1%近くに落ちてからの繰り返し)



勝手な推測ですが、
Google Adsenceチームは、およそ1週間ほどかけて調査していたのではと思われます。

少しずつ広告表示のカバレッジ率を上げていき、
自己クリックや不正なアクセスがないと判断できたら復活させるのではないでしょうか。
(カバレッジ2%が復活の目安?)

なお、この期間はアメリカなどの海外から見慣れないアクセスはありませんでした。


本情報がまだ復活していない方の少しでも参考になれば幸いです。




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