全国初!横浜市の小中学校で始まるソーラー発電事業とは?中川西小学校がテレビに登場

2022年1月14日金曜日

こども目線 センター北 ニュース 横浜市全域

t f B! P L


横浜市の小中学校に太陽光パネルなどを設置し、作られた電力すべてを学校や公共施設で利用する全国で初めての取り組みがことし3月から始まることになりました。

さっそく都筑区にある中川西小学校にソーラーパネルが設置され、テレビニュースで本取り組みが紹介されたのでお伝えします。


全国初!横浜市の小中学校でソーラー発電|中川西小学校が先進事例でテレビに登場


横浜市は脱炭素に向けて「Zero Carbon Yokohama」を掲げてます。

実現に向けて、2050 年までに横浜市の役所全体で消費する電力を再生可能エネルギーに転換することを目指してます。

これにあたり、建て替え予定がない横浜市立の小中学校65校を対象に太陽光パネルが導入されることが2021年3月に決定。

順調に事業は進んでおり、先日NHKやテレビ朝日のニュースで完成したソーラーパネルと取り組み内容が紹介され話題となりました。


横浜市都筑区の中川西小学校がテレビ登場


テレビで紹介されたのは都筑区の中川西小学校に導入された太陽光パネルの事例でした。

都筑区の中川西小学校に設置されたソーラーパネルは27.5キロワット発電が可能です。
※一般家庭7世帯分。平均すると学校に必要な電気の15%を賄える見込み。



学校にはソーラーパネルだけでなく、蓄電池も一緒に設置されます。

太陽光から作られた電力は学校で使うだけでなく、蓄電することで夜間や雨天の日、そして災害時などにも利用されるとのことです。


全国初の仕組みとは


横浜市は独自の施策として、全国初の公共施設に太陽光発電を自己宅送する仕組みを設けました。

これにより、余剰電力を無駄にすることなく、市庁舎や区役所などの公共施設に電気を供給します。

2022年春には公共施設に送電できるようになり、休日などは発電所の役目も担うとのことです。


※自己託送とは、電力会社の送配電網を借用し、発電した電気を別の場所の自施設に送電する制度。

大都市である横浜市は空き地が少なく、再生エネルギーを作る設備を大量に設置できません。そのため、遠地の余った電力を市内の公共施設に送る仕組みを設けたのが横浜市の特性を生かした独自性となります。


横浜市内の対象となった65の小中学校


学校で作った電力を100%公共施設で利用する取り組みは全国で初めてです。

本取り組みは、PPA=電力購入契約と呼ばれるもので、作られた電力を市が買い取ります。

来年度にかけて本格的に横浜市内の65の小中学校の屋上などに東京ガスが太陽光パネルや蓄電池を設置される計画で、対象となっている小中学校はこちらの通りです。

「鶴見区」再エネ事業の対象となる学校

下野谷小学校:鶴見区下野谷町2丁目49
上寺尾小学校:鶴見区馬場三丁目21-21
新鶴見小学校:鶴見区江ケ崎町2-1

「神奈川区」再エネ事業の対象となる学校

幸ケ谷小学校 神奈川区幸ケ谷1-1
錦台中学校 :神奈川区西寺尾三丁目10-1 

「西区」再エネ事業の対象となる学校

宮谷小学校:西区宮ケ谷6-7
西前小学校:西区中央二丁目27-7
西中学校:西区西戸部町3丁目286 

「中区」再エネ事業の対象となる学校

北方小学校:中区諏訪町29
元街小学校:中区山手町36
大鳥小学校:中区本牧町1丁目251
本牧小学校:中区本牧和田5-1 
大鳥中学校:中区本牧原22-1
本牧中学校:中区本牧和田32-1
横浜吉田中学校:中区羽衣町3丁目84

「南区」再エネ事業の対象となる学校

大岡小学校:南区大橋町3丁目49
南太田小学校:南区南太田一丁目17-1
平楽中学校:南区平楽1 

「港南区」再エネ事業の対象となる学校

東永谷中学校:港南区東永谷二丁目14-7

「保土ヶ谷区」再エネ事業の対象となる学校

岩井原中学校:保土ケ谷区岩井町308 

「旭区」再エネ事業の対象となる学校

旭北中学校:旭区上白根二丁目47-1

「磯子区」再エネ事業の対象となる学校

森中学校 磯子区森五丁目22-1 

「金沢区」再エネ事業の対象となる学校

並木第四小学校:金沢区並木三丁目10-1
能見台小学校:金沢区能見台三丁目32-1
釜利谷南小学校:金沢区釜利谷南四丁目12-1
六浦南小学校:金沢区六浦南三丁目22-1
能見台南小学校:金沢区能見台六丁目3-1
釜利谷中学校:金沢区釜利谷南三丁目5-1
小田中学校:金沢区富岡西一丁目73-1

「港北区」再エネ事業の対象となる学校

小机小学校:港北区小机町1382-10

「緑区」再エネ事業の対象となる学校

新治小学校:緑区新治町768
十日市場小学校:緑区十日市場1392-1
中山中学校:緑区寺山町653-21
東鴨居中学校:緑区鴨居三丁目39-1 

「青葉区」再エネ事業の対象となる学校

鴨志田緑小学校:青葉区鴨志田町532
荏子田小学校:青葉区荏子田三丁目8-9
恩田小学校:青葉区桂台二丁目36
新石川小学校:青葉区新石川三丁目12-1
さつきが丘小学校:青葉区さつきが丘8
荏田西小学校:青葉区荏田西四丁目5-1 
鴨志田中学校:青葉区鴨志田町536 

「都筑区」再エネ事業の対象となる学校

茅ケ崎小学校:都筑区茅ケ崎南一丁目11-1
中川西小学校:都筑区中川一丁目3-1
都筑小学校:都筑区中川六丁目2-1
南山田小学校:都筑区南山田二丁目27-1
つづきの丘小学校:都筑区荏田東一丁目22-1
東山田小学校:都筑区東山田一丁目4-1
荏田東第一小学校:都筑区荏田東三丁目5-1
荏田南小学校:都筑区荏田南二丁目5-2
川和東小学校:都筑区富士見が丘21-2
茅ケ崎台小学校:都筑区長坂13-1 
荏田南中学校:都筑区荏田南二丁目5-1 

「戸塚区」再エネ事業の対象となる学校

品濃小学校:戸塚区品濃町504-1
東俣野小学校:戸塚区東俣野町1103-1
倉田小学校:戸塚区上倉田町1426-6
東品濃小学校:戸塚区品濃町559
秋葉小学校 :戸塚区秋葉町392-1
秋葉中学校:戸塚区秋葉町271-3
平戸中学校:戸塚区平戸町993-4 

「栄区」再エネ事業の対象となる学校

本郷台小学校:栄区本郷台一丁目6-1
小山台中学校:栄区小山台一丁目14-1 

「泉区」再エネ事業の対象となる学校

緑園東小学校:泉区緑園五丁目28
西が岡小学校:泉区西が岡三丁目12-11
領家中学校:泉区領家四丁目3-1

「瀬谷区」再エネ事業の対象となる学校

下瀬谷中学校:瀬谷区下瀬谷二丁目16-7 



さいごに


横浜市の特性を生かした独自提案が盛り込まれた本事業ですが、都筑区の小中学校が一番多いです。市内でも新しい街で、子供の数も多いからかもしれませんね。


2024年の春までに横浜市の65校の小中学校で導入される予定で、従来に比べ二酸化炭素の排出を2割削減できる計画です。


身近な学校で温暖化問題に取り組むことで、子供達に地球環境の理解を深めるキッカケにもなります。

ぜひ、子供たちの教育にも活用してほしいです。


検索

最新の記事