横浜市では、市街化調整区域となっている鉄道駅周辺や高速道路インターチェンジ周辺等ではも開発を進めています。
周辺の農地や緑環境とのバランスを図りながら、地区の特性を生かした戦略的な土地利用の誘導・まちづくりを行っていますので紹介します。
横浜市が行っている市街地再開発事業の状況
都筑区川和町駅周辺の現況
川和町駅周辺西地区は、都筑区南西部に位置し、地区内には地区を横断するように市営地下鉄グリーンラインが整備され、川和町駅が開設されています。こちらの地区では、市街地の大規模な土地利用転換にあたり鉄道駅周辺で良好な緑環境の保全・創造とのバランスを図りながら、市街化調整区域を含めた戦略的な土地利用誘導が進められています。
当地区では、こうしたまちづくりに関する方針等を踏まえ、2014年11月に地権者による川和町駅周辺B地区土地区画整理組合設立準備会が発足。
横浜市とともにまちづくりの検討を進め、2016年11月に、土地区画整理事業の決定等について都市計画の市素案説明会を行っています。
≪川和町駅周辺西地区土地区画整理事業の概要≫
【全体計画】
施行者: 組合
施行面積: 約7.7ha
計画内容:公共施設等 区画道路、公園等
都筑区川向町耕地エリアの現況
川向町南耕地地区は、都筑区南部の市街化調整区域に位置しています。こちらは、地区内を横断するように高速横浜環状北西線及び川向線が定められており、港北インターチェンジに隣接しています。
横浜市都市計画マスタープラン都筑区プランでは、川向地区(港北インターチェンジ周辺地区)は優れた交通利便性を生かした産業の誘致・集積など地域特性に応じた戦略的な土地利用の誘導を図るとしています。
当地区では、こうしたまちづくりに関する方針を踏まえ、平成26年7月に地権者による川向町南耕地地区土地区画整理準備組合が発足。
横浜市とともにまちづくりの検討を進め、平成28年11月に、土地区画事業の決定について都市計画の素案説明会を行っています。
≪川向町南耕地地区土地区画整理事業の概要≫
【全体計画】
施行者: 組合
施行面積: 約18.3ha
計画内容:公共施設等 区画道路、公園等
さいごに
2017年度の都筑区での大きな開発事業は2か所あります。- 市営地下鉄グリーンラインの川和町駅周辺西地区
- 横浜環状北線・北西線の横浜港北ジャンクション周辺の川向町南耕地地区
現在は、市街化区域に編入し組合施行による土地区画整理事業の都市計画決定を進めている状況で、港北インター近くの川向町は大きく変わってきています。
とはいえ、商業地や住居地域・公園などの計画があり、街が大きく変わる兆しがあるので今後の動向を注視したいです。
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