中山駅南口再開発で29階建てタワーマンションが誕生!2024年完成予定の計画とは?

2021年3月16日火曜日

ニュース パパ目線 中山

t f B! P L


横浜市営地下鉄グリーンラインの終点である中山駅。

中山駅南口は昔ながらの商店街やお店がならんでおり、再開発が待ち望まれており、10年前から中山駅の再開発準備組合にて地権者との調整や計画の具体化を行っていました。

今回、2017年11月2日に、中山駅の具体的な再開発計画が発表されましたのでお伝えします。

総敷地面積約2万7800平方メートルの再開発は、29階建ての建物が建設され420戸の住宅と商業施設が新たにできるとのことで期待したいです。



横浜市緑区の中山駅南口地区再開発計画が明らかに!

現状と課題

明治41年(1908年)にJR横浜線が開通し、それと同時に中山駅が開業しました。

それから、約110年。
歴史ある中山駅は、月日とともに商店街が形づくられてきました。

昔ながら街並みは、人と人とのふれあいがありますが、道路幅も広くなく木造住宅が連なっているため、災害への備えも検討が必要となっていました。

中山駅では開発が順次進んでおり、東西の幹線道路である山下長津田線が整備されましたが、中山駅の南口・北口を結ぶ南北の中山北山田線が未整備な状況。

現在も、川和踏切と三保踏切では渋滞が頻発している状況もあり、中山駅南口では再開発事業が検討され、駅前広場の拡張や駅前道路の拡幅整備、魅力的な商業施設の立地が期待されていました。


中山駅の街づくり方針

中山駅の街づくり方針として、大きく8つあります。

周辺道路網の整備としては課題にもあった駅前広場の拡張や駅前道路の拡幅、川和踏切や三保踏切の渋滞を解消。
さらに、バスターミナルの整備や商店街の駐車場の適切な配置とあわせて、駅前通りを歩行者やバスなどの公共交通を主体とした通りへと転換することについても検討されています。

合わせて歩行環境の整備として、誰もが容易に駅周辺を移動できるように、バリアフリーの歩行環境を整備します。

また、文化活動を行える場所としての区役所や公会堂などの再整備、旧中山小学校の跡地利用などもプランとしてあります。

他にも、緑と水の回廊の整備、商店街の活性化、工場集積の維持、駅周辺住宅地の環境改善なども行います。

明らかになった中山駅再開発事業内容

中山駅の再開発ですが、これまで南口エリアを二分割した「中山駅南口A地区市街地再開発準備組合」と「中山駅南口B地区市街地再開発準備組合」がありました。

双方の再開発準備組合は別々に再開発を検討してましたが統合し、2014年5月の統合。
これにあたり、それぞれが募集していた事業協力者の中から西松建設・東急不動産JVが選定に至ったというわけです。

それから約3年半「中山駅南口市街地再開発組合」として活動が続けられた結果、具体的な再開発計画および事業者・施工時期が発表された次第です。


開発計画の事業名称は「(仮称)中山駅南口地区第一種市街地再開発事業」

老朽化した建物や低未利用地が多い上、駅前広場や道路が狭く、円滑な交通処理などにも課題があった状況を、再開発によって駅前にふさわしい公共基盤の整備を進める計画です。

中山駅南口の再開発ですが、事業協力者は西松建設・東急不動産JVが参画し、事業コンサルタントは都市環境研究所が担当します。

再開発の計画は、20121年着工・2024年完成を予定。


再開発が行われる横浜市緑区のJR横浜線中山駅の南口前は、新しく建設される施設の規模延べ約7万平方メートルになる予定です。

主な整備内容は、

  • 住宅や商業施設が入る29階建ての高層棟
  • 駅前広場や歩行者広場などの整備


中山駅南口に新しくできるタワーマンションは、

  • 地上29階/地下1階
  • 高さ約99m(最高約108m)
  • 総戸数約420戸。


今回の再開発では、駅前広場を挟んでA-1施設とB施設に分かれて建設されます。
双方の施設は、駅前広場の2階部分を通るように連絡デッキでつなぐ計画です。

双方の施設は低層部に商業施設が整備されるので、駅前広場や歩行者広場からのアクセスも良くなります。
再開発計画名称
 中山駅南口地区市街地開発事業組合
敷地面積
 27,800m2
延床面積
 71,000m2
建築物
・A-1敷地(約3700m2)
 地下2階地上5階建て(延面積:約14,500m2)
 用途:商業施設
・A-2敷地(約800m2)
 地上3階建て(延面積:約1,000m2)
 用途:商業施設
・B 敷地(約10,000m2)
 地下1階地上29階建て(延面積:約55,300m2)
 用途:商業施設/住戸420戸
歩行者広場
 約450m2
駅前広場
 約5,200m2
道路
 約7,300m2


さいごに

再開発の規模として、敷地面積は27,800m2。

これは都筑区のマンションで例えると、港北センターヒルズ以上の敷地面積となります!

この規模の再開発が駅前で行われるとなると、今後、中山駅が大きく変わることが予想されます。
【参考】
・タンタタウン(約49,000m2)
・ララヒルズ(約47,000m2)
・センタープレイス(約43,000m2)
・グランノア港北の丘(約41,000m2)
・フォレストパーク四季彩の丘(約39,000m2)
・パークシティlala横浜(約30,000m2)
・港北センターヒルズ(約26,000m2)
・ヴェレーナ港北ニュータウン(約23,000m2)
・ザ・センターハウス(約19,000m2)
・シティテラス横浜仲町台弐番館(約18,000m2)


今回の中山駅の再開発ですが、JR東海道線/横須賀線ならびに横浜市営地下鉄ブルーラインのターミナル駅である戸塚駅(横浜市戸塚区)に類似しているように感じる点があります。

戸塚駅西口にあった既存商店街やバスターミナルが整備された戸塚駅の再開発事業は、1997年から再開発が始まり2013年に完成した長期スパンの計画でした。

再開発に伴い、もともと都心へのアクセス性が良かった戸塚駅は、あっという間に地価が上昇していったのも記憶に新しいところです。


中山駅も、JR横浜線と横浜市営地下鉄グリーンライを結ぶターミナル駅。

将来的にグリーンラインは環状鉄道として横浜市内を結ぶ予定であり、その主要駅として交通拠点としても重要なポイントとなり、今後の再開発への期待が高まります。


検索

最新の記事