小学一年生が付ける黄色いワッペンの意味と隠されたすごいメリットとは?

2018年3月29日木曜日

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小学校の新1年生を対象に毎年配られる「黄色いワッペン」。

横浜市内だけでなく、全国的にも配られている黄色いワッペンは色々な思いが詰まっている歴史のあるものです。

改めて調べたところ、黄色いワッペンにはすごいメリットもあったのでお伝えします。




横浜市内の小学1年生に黄色いワッペンが贈呈!

黄色いワッペンは、横浜市などの行政が発行しているものではないことをご存知でしたか?

実は、この黄色いワッペンを提供しているのは以下の4社でした。

  • 株式会社みずほフィナンシャルグループ
  • 損害保険ジャパン日本興亜株式会社
  • 明治安田生命保険相互会社
  • 第一生命保険株式会社

黄色いワッペンには、子どもたちの交通安全を願って毎年全国の小学一年生に寄贈されていますが、実はつけているとすごいメリットがありました!

そのメリットですが、
黄色いワッペンは「交通事故傷害保険付き」でした!

なぜ、このような事業をみずほフィナンシャルグループを中心とした各社で実施され始めたかというと・・・


交通安全「黄色いワッペン」記念事業とは

1 寄贈の目的

子どもを守る交通安全キャンペーンの一環として行われてるこの事業。
全国の小学校新入学児童を対象に、保護者やドライバーへの「注意喚起」だけでなく、児童の交通安全意識の高揚を願って行われています。

黄色いワッペンの配布は、昭和 40 年から毎年行っているもので、今年で 54 回目になる歴史の長い事業です。


2 配布先、寄贈枚数

公立(国・県・市立)、私立の小学校を通じて、新入学児童へ贈られます。
今回の寄贈枚数は 34,500 枚にもなるとのことです。

昭和 40 年の第 1 回から平成 29 年の第 53回までの贈呈枚数は、全国で、累計約
6,443 万枚にのぼっています。



3 寄贈の経過

昭和 40 年に旧富士銀行が創業 85 周年を記念して、「よい子に注意、よい子も注意」
をスローガンに小学校新入学児童へ「交通安全腕章」を贈ったのが始まり。

そのきっかけとなったのは、愛するわが子を交通事故で失った母親が、総理大臣宛てに交通事故の撲滅を訴えた手紙についての新聞記事だったとのこと。

幼い子どもたちを交通事故から守る手だてとして、子どもたちに目立つものを身につけさせようと思案され、昭和 49年からは、現在のワッペンの形に変更されていまに至ってます。


4 交通事故傷害保険

当初は傷害保険はありませんでした、昭和 43 年からは「交通事故傷害保険」がつきました。

黄色いワッペンをもらった1年生の間は、無償で傷害保険が付与されます。

傷害保険の詳細な内容は、「黄色いワッペン」の交付を受けた新小学一年生が登下校中、交通事故に遭い、死亡または後遺障害が残った場合を対象とするものとなります。

保険期間は4月1日から1年間(平成 30 年4月1日~平成 31 年3月 31 日)、保
険金最高限度額は 50 万円とのことです。



黄色いワッペン贈呈式が開催

2018 年3月 27 日(火)の14 時 30 分から今年も黄色いワッペン贈呈式が行われます。

場所は、ロイヤルホールヨコハマ 3階 セレナーデの間。
寄贈側(4社)と、以下の受納側の3団体の間で行われるものとなります。

  • 横浜市交通安全対策協議会
  • 教育委員会事務局 健康教育・人権教育担当部長
  • 横浜市立小学校長会 副会長


寄贈された黄色いワッペンは小学校入学時に学校から提供されますが、新小学一年生が受け取るまでにこのような背景があった次第です。


さいごに

新学期・新生活が始まる4月は春の全国交通安全運動も実施されます。

期間は4月6日(金)~15日(日)で、「安全は心と時間のゆとりから」「新入学児童・園児を交通事故から守ろう」をスローガンに、子どもと高齢者の交通事故防止に向けた取り組みを実施。

都筑区では期間中に都筑警察署、都筑交通安全協会などと協力して交通安全キャンペーンを4月6日(金)16時より、横浜市営地下鉄センター南駅周辺で実施されるとのことで、改めて安全には気をつけたいものです。

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