売却価格は57億円!都筑区の区民文化センター建設に向けた公募は2018年11月に事業者が決定

2018年6月6日水曜日

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横浜市都筑区は、建設予定地はあったものの、長らく区民文化センターがありませんでした。

区民文化センター整備予定地は、商業施設「港北みなも」の前の広大な空き地。
現在は横浜市保有の文化施設用地として20年以上も塩漬け状態が続いていた土地となります。

商業施設やマンションが立ち並ぶ都筑区の中心にありながら、有効活用されてこなかったこの空き地が57億円で条件付き売却がなされるとのことで、どのような事業となるかお伝えします。



横浜市都筑区の区民文化センター等整備にむけて事業者公募が開始


都筑区における区民文化センター等整備予定地活用事業の事業者公募が実施されます。

横浜市では、民間の資金やノウハウを積極的に活用の上、区民の地域文化芸術活動の拠点として区民文化センターを整備することが2017年に本格的に計画されはじめました。

建設予定地となる場所は、港北みなもの目の前にある広大な空き地の「都筑区中川中央一丁目9番」です。


今回の公募では、事業提案型公募ということで、区民文化センター整備の条件付きで土地を57億で売却する形で進められます。
売却価格総額:5,715,281,552円

なお、こちらの土地は「港北ニュータウンタウンセンター北地区地区計画」により、業務及び文化施設等の立地を図る「業務・文化地区」と位置付けられています。

マンション建設はある?本計画概要は?

土地の売却条件として求められているのは一棟建物構成。

一番にもとめられる区民文化センター機能としては、300席ほどあるホール・ギャラリー・音楽ルーム(リハーサル室)・練習室・会議室など専有面積3,000m2程度が必須となってます。

また、民間施設の併設も認められており、地域の利便性や立地環境に適した機能を中心に「地域の賑わいづくり」となる施設が求められます。

また、港北ニュータウンらしい都市デザイン・景観に配慮した施設となるような要件となります。

商業施設やマンションが立ち並ぶ都筑区の中心にありながら、活用されてこなかったこの土地ですが、どうやらマンションなどの住居の提案はないと考えられます。

その理由として、こちらの土地は地区計画で住宅などの建設が規制されているため。
今後、この地区計画の見直しがない限りはマンション建設とはならないかと思われます。

便利な「通り抜け通路」が必須の区民文化センター

なお、建設予定地ですが、通り抜け通路を設けることが決められています。

イメージとしては、都筑区役所・都筑公会堂のような通り道でしょうか。
今回の建設予定地内も通り抜けができるようになることで、回遊性がたかまって利便性がたかくなる見込みとなってます。

土地の売却予定と完成予定スケジュール

最短の計画として、2018年11月に建設事業者の決定、2019年04月より建設スタートで、
2023年春頃に竣工・区民文化センター完成の見込みです。
詳細は以下の通りとなります。


  • 参加希望表明書の受付 :平成30年(2018年)6月15日(金)~29日(金)
  • 提案書の受付     :平成30年(2018年)9月25日(火)~28日(金)
  • プレゼンテーション  :平成30年(2018年)10月頃
  • 事業予定者の決定   :平成30年(2018年)11月頃
  • 設計を含む整備の開始 :平成31年(2019年)春頃~
  • 施設竣工・区民文化センター引渡し:平成35年(2023年)春頃



さいごに

完成は5年後の2023年とまだまだ先ですが、今まで未活用だった都筑区・港北ニュータウンの広大な一等地に新しい施設が誕生する計画が見えてきました。

区民文化センター機能はもちろん、「都筑に根差した個性ある文化の創造」につながる施設が誕生するのを楽しみに完成を待ち続けたいと思います。

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