どう乗り越える「小1の壁」?小学校入学前に知っておきたい大切なことを先輩ママに聞こう

2018年6月29日金曜日

こども目線 センター南 ママ目線 横浜市全域

t f B! P L


小1の壁」をご存知ですか?


はじめて小学校に入学する子供がいる家庭にとって、小学校入学は一大イベント!

「小学校に入学したら、ちゃんと友達できるかな?」
「小学校の授業・お勉強についていけるかな?」
「小学校でちゃんと給食を残さず食べれるかな?」

こういった悩みをお持ちのかたもおおいかと思います。


ですが、実は子供だけでなく、パパ・ママにとっての大きな壁というのがあります。

それが「小1の壁」です。


とくにパパ・ママが共働きの家庭にとっては、子どもが保育園から小学校に上がる際、直面する問題で、社会的にも大きな課題となってます。

今回は、この「小1の壁」をどのように対応するか、先輩ママさんたちの後援会があるのでお伝えします。



どう乗り越える「小1の壁」?小学校入学前に知っておきたい大切なこと

「小1の壁」とは?

子供が小さいときは風邪やケガなどで、保育園から急に呼び出されたりして大変!
きっと小学校に入学したら、体も丈夫になってしっかりしてくるので楽になるはず!

そう思いがちですが、
実はパパ・ママがともに共働きである家庭において、直面するのが「小1の壁」と言われてます。

なぜなら、先輩ママに聞くと、子供が小学校に入学してからの方が共働きを続けるのが大変だとか。

なぜなら保育園時代は、延長保育があるところも多く、ある程度遅い時間まで子どもを預かってもらえます。

ですが小学校に入学すると
小学校は午前授業でお昼前に帰ってきたり、遅くても15時頃には家に帰ってきたりと、学校の予定にあわせて子供がかえってくる時間がコロコロ変わります。

また、学童保育ですが通常18時で終わってしまうところも多く、保育園よりも預かり時間が短くなってしまい、子どもは、家で一人で過ごすことになります。

小学校に入学して急にしっかりするわけではありません。
小3になるくらいまでは、保護者は安全面でも精神面でも心配がつきません。

また、小学生になると時短勤務制がなくなる企業も多いという背景もあります。

子どもの小学校入学を機に働き方の変更を迫られるワーキングマザーの方が多くいるのが現状。

知り合いのママさんも「小1の壁」を感じて仕事を辞められて離職したかたも多くいました。

小1の子供の課題:

  • 一人の時間が増え、危険に巻き込まれてしまう可能性がある。
  • 急に一人で過ごす時間が多くなり、宿題やおやつなどを自分でやる必要あり。
  • 放課後に学童に入ると、近所の学校の友達と遊べない。
  • 習い事があっても、まだまだ一人で往復できない

小1ママの課題:

  • 出社、帰宅の時間を学校の都合に合わせる必要がある
  • 時短できるような雇用形態に変えなければならない。
  • 夏休みなどで給食のない長期休暇時はお弁当作りも必要
  • PTAや父母面談に授業参観など平日実施の学校行事参加が多い

小学校に入学したばかりの時は、子供も不安がいっぱい。
なかなかお友達ができなかったり、学校生活に慣れず保護者が一緒に学校まで付き添ったりというのもよくあります。

特に学校が終わってからの放課後というのは、非常に重要です。
学校のお勉強・宿題・明日の準備など基本的な生活習慣が一人でできるようになるための時間でもあります。

また、子供同士で遊ぶ予定をきめてお友達と一緒に遊ぶのも、他人との関わり合いや生活範囲を広げて自立するという面からも重要。

ママが時短で働けなくなる状況で、学童保育という制度も使いながら、どのように小1の壁を子供と一緒に乗り越えるかというのが今、注目されています。


「小1の壁」にむけた横浜市での取り組み

地域によって異なる3種類の学童を用意!

都筑区では、小学校と連携して、3つの学童があります。

「子どもが小学校に入学したら、仕事をどうする?」「放課後に子どもが安心して過ごせる場所はある?」という共働きのパパ・ママだけはもちろん、専業主婦の家庭でも誰もが利用できる放課後の居場所。

こちらでは、預かり保育だけでなくプラ板つくりなどもあり子供たちが楽しめるイベントがいろいろ用意されています。

  • 『放課後キッズクラブ(キッズ)』
  • 『はまっ子ふれあいスクール(はまっ子)』
  • 『放課後児童クラブ』

放課後キッズクラブ・はまっ子ふれあいスクール・放課後児童クラブの違い

現在、3つに分かれていますが、2019年度末までに、すべての小学校の「はまっ子」を「キッズ」に転換する予定となっており、役割・機能に大きな違いはありません。
・放課後キッズクラブ(区内18か所)
<役割>
遊びの場+生活の場
<場所>
市立小学校内(市立小学校には、必ずキッズ・はまっ子のどちらかがあります。)
<時間/利用料>
平日:放課後~17時 土曜日長期休暇:8時30分~17時 [無料]
平日:放課後~19時 土曜日長期休暇:8時30分~19時 [5000円/月(800円/回)、おやつ代(実費)]
<閉所日>
日曜、祝日、年末年始
※障害見舞金制度負担金 500円/年

はまっ子ふれあいスクール(区内4か所)
<役割>
遊びの場
<場所>
市立小学校内(市立小学校には、必ずキッズ・はまっ子のどちらかがあります。)
<時間>
平日:放課後~18時
土曜日長期休暇:9時~18時
<閉所日>
日曜、祝日、年末年始
※土曜は各はまっ子によって異なります
<参加料>
無料
※障害見舞金制度負担金 500円/年

放課後児童クラブ(いわゆる「学童保育」、区内15か所) 
<役割>
生活の場
<場所>
マンションの一室や一軒家など、民間施設内
<時間>
放課後~19時
 ※各クラブによって異なります。
<閉所日>
日曜、祝日、年末年始
※土曜は各放課後児童クラブによって異なります。
<参加料>
各クラブによって異なります。
※都筑区では月額2万円前後

講演会&情報交換会「小学校入学前に知っておきたい大切なこと」

都筑区では、社会的にも課題となっている「小1の壁」について対応するため、
講演会&情報交換会「小学校入学前に知っておきたい大切なこと」を開催します。

対象は来年4月に小学校入学を迎える年長さんの保護者のパパ・ママ。
講演会&情報交換会「小学校入学前に知っておきたい大切なこと~今から備える『小1の壁』~」では、実際に先輩ママたちが直面した課題の情報交換や放課後事業(キッズ、はまっ子、学童)の紹介などを予定しています。

■内容

  • 講演 『小1の壁』とは? 講師 小栗 ショウコさん
  • 放課後事業(キッズ、はまっ子、学童)の紹介
  • 子どもが同じ小学校に通う予定の保護者と情報交換をしよう
  • 終了後に、学童(一部)や横浜子育てサポートシステムの話も聞けます

■日時(入学予定の小学校ごとに3回実施)

 第1回:平成30年9月1日(土)13時30分~15時(13時15分開場)
【入学予定校】茅ケ崎台小、川和東小、都田小、川和小、都田西小、中川西小、すみれが丘小

第2回:平成30年9月8日(土)13時30分~15時(13時15分開場)
 【入学予定校】荏田小、荏田南小、山田小、東山田小、北山田小、南山田小、都筑小、牛久保小

第3回:平成30年9月15日(土)13時30分~15時(13時15分開場)
【入学予定校】勝田小、折本小、中川小、茅ケ崎東小、茅ケ崎小、荏田東第一小、つづきの丘小

■対象

働きながら(働く予定で)、来年小学校に入学するお子さんを子育て中の保護者  

■定員/参加費

各回先着70名(事前申込制)/無料
※申し込みは7月11日(水)9時から開催日1週間前まで電話または申し込みフォームのWEBより

■開催場所

都筑区役所福祉保健センター 各種健診室(1階多目的室)



さいごに

知り合いのママさんも、子供が小学校1年生に入学した際に、正社員での仕事を辞められました。
その理由としては、会社からは時短制度がなくなった点、学校の予定が把握しきれず子供が家に帰ってくる時間がまちまちだった点を言われてました。

学童保育という選択肢も、近くになく放課後に子供が一人で歩いて行くのが困難という課題もあるようです。


パパ・ママ協力して一緒に共働きしたいと思っていても、実際に働き続けることができるかはなかなか難しかったようです。

小1の壁にぶつかるまえにしっかりと理解し働き方の見直しを家族で話あう機会に活用してはいかがでしょう。



検索

最新の記事