【横浜市版】危険に備える3ステップ!台風や大雨、地震等による「土砂災害」対策まとめ(ハザードマップ・防災情報・避難情報)

2022年9月13日火曜日

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傾斜が急な山が多い地域では、
台風や大雨、地震等が引き金となって、がけ崩れや土石流、地すべりなどの土砂災害が発生する可能性があります。

過去10年間の土砂災害発生件数をみても、
平均して1年間におよそ1,100件もの土砂災害が発生

平成29年の土砂災害の発生件数は1,514件で、
上記の地図をみても分かるとおり全国各地で発生しており、なかでも神奈川県では年100件以上の土砂災害が発生しており他人事ではないことがわかります。。


毎年、大雨があるとニュースにあがる土砂災害ですが、
津波同様、一瞬にして家などを破壊し甚大な被害をもたらすため、大雨をもたらす台風の日は特に警戒する必要があります。

命にかかわる危険性のある土砂災害の被害を防ぐためには、一人ひとりが土砂災害から身を守れるように備えておくことが重要。

そのために知っておくべき危険なポイントを紹介します。


【横浜市版】台風や大雨、地震等による「土砂災害」対策!

Step1 日ごろの備えが重要 ~もしもの時にそなえる~

大雨・台風の日は、あえて危険な場所にお出かけするのはオススメできません。
なぜならよく知らない場所では近くに川があったり、崖があったとしてもなかなか知りえることができないからです。

とはいえ、家の近所ならまったく問題ないというわけでもありません。
実は家の近所に氾濫しやすい川があったり、崖崩れのリスクが指摘されている場所があったりします。

横浜市では危険な場所が一目でわかるハザードマップを公開しています。
こちらを有効活用し、家族全員で自宅近辺の危険個所と避難所を確認してはいかがでしょうか。

ハザードマップの確認

まずは危険個所を把握しましょう。

住んでいる場所が「土砂災害警戒区域」かどうかは特に重要です。
土砂災害のおそれのある地区は「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険箇所」とされています。

普段から自分の家がこれらの土砂災害のおそれのある地区にあるかどうか、都道府県や別ウインドウで開きます国土交通省砂防部のホームページなどで確認することができます。

また、家の近所やよく遊びにいく場所、お出かけするスポットなど、身近な危険個所を調べておくといざという時も安心です。



今回調べてみたところ、土砂災害のおそれのあるエリアは横浜市内にも数多くあります。
こちらのGoogleMapベースの地図がより見やすかったので、ご参照ください。

「土砂災害警戒情報」の発表とともに避難勧告を一斉に発令する対象区域
URL : http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/kikikanri/gake-map/67sokujikankoku.html

避難先・避難経路の明確化

警報が発令されるまえに、自宅から避難所までの避難経路を明確にしましょう。

なお、避難先への移動中に災害にまきこまれては大変!
避難経路を考えるにあたって注意したいことをまとめましたので参考にしてください。

  • 2箇所以上の避難所へ避難できるように複数の避難経路を確認
  • 大雨による浸水または、土砂災害によって通行止めになるおそれのある道路は避ける
  • 避難時には、河川沿いやがけ沿いの道及び地下状道路は避ける
  • 大雨により道路にある側溝やマンホールのふたが外れている場合があるので、十分注意して近寄らないようにする


避難時の持ち出し品を整理・確認

避難時になってあわてるのでなく、避難先への持ち出し品は日ごろから準備しすぐに持ち出せるようにしておきましょう。

なお、持ち出し品は、必要最小限に!
ラジオ・飲料水・懐中電灯・医薬品・ベビー用品など、最低限の荷物にしておくと、いざというときも素早く動き出すことができます。


Step2 大雨が降ってきたら ~こんな点に注意を~

最近はテレビだけでなく、スマホでもリアルタイムに情報収集ができます。

まずは、自分自身でこまめな情報収集を心がけましょう。
信頼できるところとして、気象庁のホームページや横浜市のホームページより発信される情報をこまめに確認しましょう。


特にお勧めの横浜市の防災情報は、より身近な緊急情報を通知してくれます。
気象庁やニュースなどから大雨の動向を把握しながら、こちらのホームページよりライフラインに関する情報や避難情報などを活用してみてください。




このとき注意したいのは、「土砂災害警戒情報」です。

土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったときに、市町村長が避難勧告などを発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報です。

洪水や土砂災害は、避難しておかないと助からない災害です。
大雨が強くなったら、避難することを見据えて、情報収集を行っておくことが必要です。


Step3 土砂災害警戒情報が出たら ~命を守るための避難行動~


横浜市では、避難勧告・指示等を市民の皆様にお伝えする際は、次のような手段でお知らせしています。

防災情報Eメール登録いただいたパソコンや携帯電話のEメールへ防災情報を提供しています。
「緊急速報メール」による情報提供対象エリアにある、緊急速報メールに対応した携帯電話に対し、情報が配信。
なお、携帯電話が対応している必要があり、こちらで確認可能です。
・「ホームページ」や「Twitter」による情報提供
横浜市危機管理室のホームページや、Twitterを通じ、避難指示等を配信します。(危機管理室Twitter
・テレビ神奈川、ラジオ等による情報提供
ときには、広報車や消防車なども使い、避難の呼びかけを実施します。
なお、土砂災害については、前兆から崩壊まで、時間的余裕がない場合も多いです。
普段と違う前兆現象が確認された場合は、避難勧告等を待つことなく直ちに自主避難を開始することが一番です。

がけ崩れの前兆現象として、以下があげられます。
  • がけから小石がパラパラ落下する。
  • 斜面に新たな湧水が発生する。
  • わき水・井戸水の濁りが見られる。
特にがけ崩れは予兆が見られてから被害発生まで時間が短いと言われています。
いつもと違うがけの様子をみかけたら即注意してください。




さいごに

危険個所ですが、横浜市中区の山手町近辺、横浜市南区の永田や清水ヶ丘、横浜市保土ヶ谷区の権太坂や星川/東川島町、横浜市金沢区の釜利谷や六浦などが指定されています。

なお、横浜市都筑区では、土砂災害の発生リスクのある個所は比較的すくなかったです。

  • 大棚町の一部
  • 勝田町の一部
  • 池辺町の一部
  • 早渕三丁目の一部


なお、台風による激しい大雨は、川の氾濫やがけ崩れを引き起こす原因となりうるので、自分の地域の危険な場所を確認したり、避難場所までの経路を歩いてみたりするなど、万が一の事態に備えておくことが推奨されてます。

あらためて身近な危険個所のチェックを家族全員でしてはいかがでしょうか。


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