横浜市営地下鉄グリーンラインの終着駅である中山駅で再開発の動きがあります。
再開発にむけて、動きがあったのでお伝えします。
【横浜市緑区】期待できる将来性で変わりはじめた中山駅|再開発で街の住みやすさが向上
再開発を控えた中山駅の状況
横浜市の「中山駅」は、JR横浜線の「中山駅」と横浜市営地下鉄グリーンラインの「中山駅」がT字型で交差する鉄道交通の要衝です。
横浜市営地下鉄・グリーンラインが2008年に開通し、利便性の向上に伴い発展が期待されています。
中山駅南口周辺は狭い道路や老朽化した建物が課題
中山駅は古くからの商店街で形成され、老朽化した建物や、低未利用地が多くあります。
また、駅前は多くのバスが乗り入れていますが、駅前広場や道路が狭く再開発による区画整理がのぞまれてました。
北口の再開発では個別建物の建替時に歩行者空間の確保で壁面後退が検討されています。
また、地権者で構成される準備組合が再開発の具体的な検討が行われています。
中山駅北口周辺はさらなる整備が課題
横浜市営地下鉄の開通に伴い新しい街並みが整ってきていますが、
これに対応して、駅前や主要道路沿いでは、さらなる歩行者空間の確保が望まれてます。
中山駅南口の街づくりについては、 駅前広場等の整備や、土地の高度利用を目的に、地元組織である市街地再開発準備組合が主体となって、市街地再開発事業の検討が進んでます。
また歩行者空間を確保するため、個別建物の建替時に壁面後退を要請など行われています。
地上29階、高さ約108mの「中山駅南口地区第一種市街地再開発事業」はじまる。
中山駅南口地区第一種市街地再開発事業とは
中山駅の再開発は「中山駅南口地区市街地再開発準備組合」が主体となり行われます。
「中山駅南口地区第一種市街地再開発事業」では中山駅南口に地上29階、地下1階、高さ約108mの超高層タワーマンションの計画もふくまれ、以下のとおりです。
先日、 特定業務代行者の募集要項が配布がありました。
募集要項は、2021年9月3日~9月17日の期間で募集がかかり、2021年度中に業務代行者を特定する予定です。
業務代行者が決まると本格的に開発がはじまります。
中山駅南口地区第一種市街地再開発事業の概要
中山駅の再開発の事業協力者は西松建設・東急不動産JV、参加組合予定者は東急不動産です。
2022年の組合設立を経て、2023年の権利変換計画認可と着工、2029年の完成を目指しています。
- 所在地:神奈川県横浜市緑区台村町の一部、寺山町の一部、中山町の一部
- 交通:JR横浜線「中山」駅、横浜市営地下鉄グリーンライン「中山」駅すぐ
- 着工:2023年度予定(解体・建築工事着手)
- 竣工:2029年度予定(工事完了)
(A地区)地上6階、地下1階高さ約25m、延床面積約16,000㎡用途 商業施設
(B地区)地上29階、塔屋1階、地下1階、高さ最高部約108m、建築物約99m、延床面積約65,000㎡用途 共同住宅、商業施設、駐車場、
(C地区)地上3階、地下0階高さ約16m延床面積約1,000㎡用途 商業施設
再開発の計画建物の配置
「A地区(商業棟)、B地区(住宅棟、商業・駐車場棟)、C地区(商業棟)」の3地区に分けて再開発され、A地区とB地区の間には駅前広場が整備されます。
「断面図」はこちら。
「都市型住宅」は建物高さ約99mですが、塔屋を含む最高部は約108mとなっています。
中山駅に100m近くの大きなタワーマンションが誕生することになります。
今年中に業務代行者が決定したら、再開発事業がいよいよ動き出すことになります。
※2029年に完成予定のタワーマンションですが、事業協力者は西松建設と東急不動産共同企業体となっているため、「ブランズ」ブランドのになるとみられてます。
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さいごに
中山駅は、JR横浜線、横浜市営地下鉄グリーンライン、各社バスが乗り入れている交通の要所です。
JR横浜線では、横浜駅まで23分、町田駅まで12分。
横浜市営地下鉄グリーンラインでは、センター南駅まで7分、日吉駅まで21分とアクセスは良好です。
レジャーも充実。
よこはま動物園 ズーラシアや、神奈川県立 四季の森公園などの大型施設も中山駅が最寄りです。
また、中山駅前は区役所や地区センター、図書館など公共施設も多数あるほか、地域の魅力が詰まった盛大なお祭り「中山まつり」毎年開催されてます。
子供のいるファミリー層の家庭が住むのにとても便利な場所と言えるので、今後が期待できる注目の再開発エリアとなりそうです。