横浜市都筑区は大東建託株式会社が発表する「いい部屋ネット街の住みここち&住みたい街ランキング2022〈神奈川版〉」で4年連続で神奈川県全域における住みここちランキングで1位となってます。
また、横浜・みなとみらいや元町・中華街など全国的にも知名度の高い人気の街、横浜で都筑区はトップ10圏内に5駅がランクインしてます。
多くのファミリーに「住みたい」と思われる街の魅力は、いったいどこにあるのか分析してみました。
横浜と聞くと、横浜みなとみらいの都心部や元町・中華街の欧米の雰囲気漂う街並みを想像する人も多いのではないでしょうか?
その横浜市なかでも、「暮らしやすさNo.1の街」に選ばれたのが都筑区です。
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(一位 都筑区、二位 葉山町、三位 西区、四位 青葉区、五位 中原区)
都筑区は港北ニュータウンの中心部で、まるでヨーロッパのような雰囲気を感じることができるのが特徴。
計画的かつ大規模な土地区画整理事業によって造られた街は、豊かな自然と都市の利便性が共存し、大きく発展。
1995年に11万2,237人だった都筑区の人口は、2020年には21万2,642人へと10万人以上も増加したファミリー層の多い街です。
都筑区は住みここちのよい街ランキングでTOP
横浜市都筑区は、1994年11月6日に緑区・港北区が再編成され誕生した新しい行政区です。
港北ニュータウンは、都筑区全体面積の約半分を占める同区の中核となる場所。横浜市営地下鉄ブルーライン「中川」駅~「仲町台」駅と横浜市営地下鉄グリーンライン「都筑ふれあいの丘」駅~「北山田」駅の周辺エリアが該当します。
住みここちに関する調査では、主に8つの要素でランキング集計され、都筑区はすべてにおいて高評価となってます。
・生活利便性
・交通利便性
・行政サービス
・静かさ治安
・親しみやすさ
・物価・家賃
・自然や観光
・防災
人気駅ランキング調査結果の通り、少子化が進む中でも横浜市都筑区は20年間人口が増加。
「1世帯あたりの人員」は2.62人で18区中第1位、平均年齢は40.49歳と最も低く、特に若いファミリー層に人気が高い街となってます。
駅ランキングでもTOP10に5つの駅がランクイン
神奈川県の人気駅ランキングで1位となったのはみなとみらい駅(みなとみらい線)、2位は元町・中華街駅(みなとみらい線)です。
ですが、都筑区はトップ10圏内に5駅がランクインしてます。
3位がセンター北駅(ブルーライン)、4位は中川駅(ブルーライン)。
6位は北山田駅(グリーンライン)、7位は都筑ふれあいの丘駅(グリーンライン)、8位がセンター南駅(ブルーライン)です。
また、仲町台駅もランキング上位にランクインしており、都筑区全体が人気と言えます。
住みやすい街ランキング1位「都筑区」の人気の秘密
都筑区のベースとなっている港北ニュータウンは「人間と自然」の共生をテーマにつくられた新しい街です。
都筑区は、マンションや一戸建ての住環境のすぐ隣に多くの公園や緑地が整備されています。
また、商業施設やショッピングセンターも充実しており、駅前に行けばほとんどの買い物が事足ります。
他にも、美しい街並みに調和するように地中に埋められた電線は景観を損ないません。
輔車分離された道路・交通環境は小さな子供連れファミリーにとって安心で、子育てしやすい街として人気です。
人気駅ランキングTOPの理由①都筑区全体を網羅する「グリーンマトリックスシステム」
都筑区が人気な理由は自然が豊富な点です。
港北ニュータウンの基盤となっている「グリーンマトリックスシステム」は、都筑区内内に点在する公園・緑地を緑道で結びつけて一つの大きな緑地帯を形成してます。
「グリーンマトリックスシステム」とは、歩行者が気持ちよく安心して街で生活できるように結ばれた緑道のネットワーク。
「緑道」、「自転車歩行者専用道路」、「コミュニティ道路」を密に結び、安全で快適な歩行者動線が地区全域に確保されています。
「緑道」は、地区全体に5本あり、総延長約15㎞、約90㏊は日本最大規模で、東京ドーム約19個分の緑のネットワークがあります。
また、都筑区・港北ニュータウンは街中に複数の大型公園があります。
公園・緑地を含めると幅100メートル以上の緑のベルトが形成されているところもある緑地エリアはもともとあった斜面緑地や雑木林、社寺林などを活用し、公園・緑道などの公共緑地や集合住宅、学校、企業用地などの民地内でも緑地を保存しています。
さらに、池やせせらぎなどの自然遺産などと融合させ、連続的な緑のネットワークとして整備されています。
なかでも港北ニュータウンを代表する大規模な「茅ヶ崎公園」「山崎公園」は、毎週訪れても飽きないほどの広さ。
昼は公園内の小川でザリガニ釣り、夜はカブトムシ・クワガタムシ探しができるほか、夏季限定でオープンする市営プールもあり、夏場はたくさんの家族連れで賑わいます。
日々、緑を感じて生活できるため、避暑地かのような雰囲気のある都筑区・港北ニュータウンは年々人気が上がっています。
人気駅ランキングTOPの理由②歩車分離された遊歩道が多数「安全な交通網」
都筑区・港北ニュータウンを囲むように巡っている緑道は、日常生活で活用しない日はないほど駅・商業地域、住宅地、学校、公園が安全な遊歩道でつながってます。
港北ニュータウン内は、緑道や遊歩道などの歩行者・自転車専用の道路が整備され、幹線道路とは陸橋やトンネルで立体交差しており、自動車と交わることはありません。
また、歩道橋も整備されていてエレベータも設置されている個所もあり、大きな道路を渡らずに、駅から住宅エリアまで移動することができます。
歩車分離された広い歩道は、車の危険性がすくなく子どもと歩く際はもちろん、ベビーカーを引いてのお散歩も快適で安全です。
もちろん運転者にとっても、広々とした車道、見通しのよいまっすぐな幹線道路は運転がしやすいメリットがあります。
歩行者も運転者にとっても整備されている道路事情は住みやすい安心な街の理由となってます。
都筑区・港北ニュータウンは駅前に大規模な商業施設があります。
病院や生活施設も充実しており、日常の生活がとても楽なのも住みやすいポイントです。
特に都筑区・港北ニュータウンの中心部であるセンター南・センター北はショッピングセンターがたくさんあります。
各商業施設は駐車場も十分あり、他エリアからの来街者も含め、週末は多くの家族連れでにぎわっています。
「センター南駅」周辺にある港北TOKYUショッピングセンターは、100店舗以上が入っており、「スーパー ロピア」に「CALDIカルディコーヒーファーム」、「アカチャンホンポ」や「しまむら」「ユニクロ」「GAP」「ダイソー」の他、話題の「Standard Products」など、都心部に匹敵する人気ショップが多数揃っています。
おなじく「センター南駅」周辺には「サウスウッド」があります。
人気家具の「マスターウォール」や「匠工芸」、子供の習い事・学習塾の「やる気スイッチグループ」や、小児科や内科、歯科、レディースクリニックなど、医療機関が充実しています。
兄弟施設の「キーサウス」は「スーパー 三和」、子供向け玩具の「トイザらス」、スポーツ用品が充実の「スポーツオーソリティ」と「バッティングセンター」、「ドミノピザ」などもあります。
他にも、「パインクリエイト」にはフィットネスや「食品館あおばセンター南駅前店」などがあるほか、駅近くには「相鉄ローゼン」、「まいばすけっと」などがあり、どんな買い物にも困らない環境が整っています。
医療機関も充実しており、駅近くには多数の小さな病院があり、かかりつけにできます。
都筑区総合庁舎近くには大規模な昭和大学病院もあり、なにかあっても安心です。
充実した施設がそろっている点も人気の理由となってます。
「センター北」駅は屋上にある観覧車がある「モザイクモール港北・都筑阪急」「ショッピングタウンあいたい」「港北みなも」「ノースポートモール」「ルララ港北」があります。
「モザイクモール港北」はアパレルショップが充実し普段着はもちろんおしゃれな洋服もそろってます。
「ノースポートモール」は神奈川県内屈指の広さをもつ商業施設で、完全個室になっている授乳室やオムツ交換室、子供をあそばせることができるプレイルームがあります。
家電量販店やスーパーロピア、ユニクロ、GUなどセンター北で買い物する際はメインに使えるショッピングセンターです。
ほかにも、「IKEA港北」「ららぽーと横浜」など全国的に人気の施設が都筑区にあり、利便性は相当に高い街となってます。
都市と自然が共存する都筑区の治安は?
都筑区の統計データから治安について述べると、横浜市都筑区は横浜市18区で7番目に治安がいい街です。
- 都筑区の人口:18区中8位(総人口 211.296人)
- 都筑区の人口密度:18区中11位(1キロ平方メートルあたり 7.579人住んでる)
- 都筑区の家賃相場:18区中11位(家賃相場は1Kの相場で62.000円)
- 都筑区の面積:18区中7位(広さ27.88キロ平方メートル)
実際に住んでみた感想としても、駅前はショッピングセンターが中心で繁華街ではないので、買い物する場所がおおく、その割に夜中に騒いでいる若者もほとんど見かけません。
郊外でゆっくり暮らすのにはおススメの地域で、この様な状況から横浜の治安面においても当区は一番安全で住みやすい住環境である点が人気駅ランキングの上位となった理由になってます。
都筑区・港北ニュータウン唯一の問題!地価上昇によるマンション・一戸建ての価格
「センター北」駅や「センター南」駅周辺の土地区画整理地内の多くは、商業系地域に指定されてます。
2000年ごろから土地区画整理事業で生まれた駅周辺の街区は、マンション分譲も活発に行われてきました。
ファミリー層が多いエリアなので、3LDKタイプが中心で、中古マンションも多く、中古・新築ともに人気を集めており、人気駅ランキング上位の駅にあるマンションは高い値付けが設定されてます。
特に最近の傾向として、物価高や新規建設スペースの減少によって、新築マンション相場が急上昇してます。
新築マンションの3LDKタイプで6,000万円台から7,000万円台が中心。一戸建ては1億越えも多くあります。
中古マンションも購入時より値上がりしているケースもおおく、2005年ごろの駅前マンションが3,500万円でしたが現在は6,000万円以上で取引されています。
また2010年ごろの駅郊外のマンションが5,000万円ほどでしたが現在は6,000万円ほどとなってます。
コロナ過で値上がり傾向は進んでおり、あらたな大規模新築マンションもすぐに完売するような状況が当面続きそうです。
全国15の有名店から選べる!ご当地限定、銘店お試しセット
さいごに
実際に、街を歩いてみると緑が身近にあり、心地よさを感じます。
もともとある自然遺産や歴史的遺産を活かしているので、水系や丘の起伏、自然林が残る森など景色が変化に富んでいます。都市化が進んでいるなか、都市と自然の共存した生活環境は、港北ニュータウンで暮らす大きな魅力と言えます。
開業が早かった横浜市営地下鉄ブルーライン沿線の「中川」駅・「仲町台」駅は、比較的街の成熟度が高く今後も人気が継続する見込みです。
また再開発で特に注目を浴びているグリーンライン「川和町」駅は街が新しく、「都筑ふれあいの丘」駅や「東山田」駅などはこれからの発展が期待できる街です。
なお、横浜市営地下鉄ブルーラインは「横浜」駅・「新横浜」駅へダイレクトアクセスが可能かつ、現在「あざみ野」駅から「新百合ヶ丘」駅まで延伸する事業計画も進んでいます。
これらからも今後、港北ニュータウンの拠点性や人気ははさらに高まりそうです。
住みやすさを実感できる都筑区・港北ニュータウンは都市の利便性と自然を同時に楽しみたい家族に、おすすめしたいエリアです。