今年も猛暑の天気予報?横浜市の気温が暑いのには理由あり!(都筑区・青葉区・港北区・鶴見区)

2019年6月6日木曜日

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2018年の7月は、記録的な猛暑でした。
昨年は、過去最高といわれるほど暑い日が続いただけでなく、豪雨や台風の被害も大きかった一年でしたね。

毎年、記録的な暑さというテレビニュースをよく見かけますが、今年2019年の夏はどうなるのでしょうか?

地球全体の温暖化という話もありますが、
実は横浜市では北部エリアが特に気温が高くなる理由がありましたのでお伝えします。




毎年気温が上がる都心部!暑い日が続く理由とは


まず、発表された予想天気についてお伝えすると、
今年2019年の夏は、エルニーニョ現象が影響して、平年並みの暑さの予想と言われてます。

ですが平年並みという予想は、夏の3カ月の平均の予想です。
実際には、「猛暑日」も「熱帯夜」もないわけではありません。

また、これまでで一番というほどではないと見込まれますが、
2019年は、1850年以降史上2番目の暑い年になる可能性が50%ほどあるとの分析もあります。

地球全体の温暖化現象という環境問題がありますが、
都心部に限ってみると、実は猛暑になることについて明確な理由がありました!!!


横浜市で日中の気温が暑い理由とは?


横浜市では、環境創造局環境科学研究所より毎年、夏(7~8月)の気温観測結果が報告されてます。

ここ数年の気温観測結果分布図を見てみると、
港北ニュータウンのある都筑区や港北区は赤やオレンジで色付けされており、横浜市内でも“暑い地域”という結果が出ています。


過去には、横浜市内の最高気温38.0℃を都筑区池辺町で観測する日もありました。
農地エリアや緑・公園が多いと言われている都筑区でなにが起きていたのでしょうか・・・
<2018年夏の気温観測結果>
近年の観測結果から、以下の傾向が見えてます。
  • 日中は横浜市内北東部で高温となる傾向。
  • 夜間は横浜市内東部(横浜港周辺)で高温となる傾向。


暑さの理由:ヒートアイランド現象が横浜北部に影響大


横浜市の南西部に位置する戸塚区・泉区・瀬谷区は、緑がおおく海からも遠く内陸部に位置してます。

大規模な緑地が多い横浜市の南西部は、
横浜市北部の都筑区・港北区・鶴見区などと比べても平均気温でも2℃近く違います。

このように横浜市の北東部が暑いのは、
ヒートアイランド現象の影響を受けているというのが専門家の考えとのことです。
<ヒートアイランド現象とは>
  • 道路で使用されているアスファルトやビルのコンクリートに蓄積された太陽光の熱
  • 都市部になるほど立ち並ぶ多くのビルの空調設備から排出される熱
  • 自動車のエンジンなどから排出される熱
  • 冷却効果を持つ緑地、水面の減少

猛暑日が続く暑さの原因と分析されているのは、
東京都内や、横浜市や川崎市の都心部などの海側の沿岸部で発生した熱が原因です。

横浜の地形にも起因しており、
湘南地区にある相模湾と、横浜港のある東京湾からの風によって、
温まった空気の熱が横浜北東部に滞留するためと調査結果がでています。


ヒートアイランド現象の主な要因である、
「①地面のアスファルト舗装」、「②都市部のビル密集・高密度化」、「③自動車・工場などからの排熱の増加」は、いずれも一朝一夕で対処するのが困難な事象です。

とはいえ今後も住み続けるにあたって、自分たちができることを進める必要があります!



暑さ対策に有効!緑化を推進し、身近な気温を下げよう

区や市レベルでの猛暑対策とは

区外・市外から発生した暑い空気や熱は、
個人や区・市レベルではきっと将来も含めて改善が見込めないでしょう。


行政ができることとして、
区内や市内で発生する熱とその影響による暑さを和らげる取り組みの一つが緑化活動になります。


緑の多い森の中や、大きな池のある公園で体感温度がずいぶん違うのはご存知のとおり。

すこしでも地面が緑に覆われているようにすることで、
緑被率(りょくひりつ)があがり、身近な気温の上昇を和らげて猛暑が回避しやすくなります。




とはいえ、横浜市全体の緑被率は40年前と比べると緑の量が減ってきています。

公園が多く、緑道・農業専用地区があり、緑に恵まれていると思われがちな都筑区も例外ではなく、郊外の開発がすすんだことで過去5年で緑の割合が5%近く減少したこともありました。


都筑区は港北ニュータウンの開発が進んだ影響もありますが、
全国的にも多くの緑を失っているのが実情で、今後も緑の保全が重要な課題となっています。


個人でできる!猛暑・熱帯夜の対策とは?

ですが、家の周りの気温上昇を下げる方法はあり、それが身近な家近辺の緑化推進です。

緑のカーテンなどを設置することで、
日陰をつくりアスファルトなどに熱が貯まらないようにできます。

実際にゴーヤなどを育てて緑のカーテンを設けたことですることで、体感温度が劇的に下がったという報告も有名ですね。




また、自然や緑の多い公園近くに引っ越しして住まう場所を変えるという方法もあります。

横浜市都筑区は幸いグリーンマトリックスがあるおかげで、緑道・公園に面した住まいがおおくあります。

すぐ隣が緑道や森に面していると、空気が暑くなりにくいので、昼はもちろん熱帯夜と言われる夜も非常にすごしやすいためオススメです。


さいごに

2018年の夏は非常に暑く、
埼玉県熊谷市では日本歴代最高気温41.1℃を記録するなど、全国的に記録的な猛暑の年でしたね。

2019年の夏はもちろん、
今後の気温上昇・猛暑日・熱帯夜などどうなるのか不安が募りますが、個人レベルでも頑張っていくしかないですね。


横浜の気温が気になっているかた、新たに住まい探しをされているかたにとって、少しでも参考になればうれしいです。

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