「個性ある区づくり推進費」とは、地域の課題やニーズに応じて、区役所が主体的かつ迅速に対応できる予算です。
地域に特化したきめ細やかなサービスとなってるので、本記事では都筑区役所が編成した「平成31年度 都筑区個性ある区づくり推進費」予算を紹介したいと思います。
未来の都筑区を作る事業計画とは
「つながり」「活力と魅力」「安心」を実感できるまち、ふるさと都筑～
都筑区では、「つながり」「活力と魅力」「安心」を実感できるまちの実現を目指し、５つの考え方にそって計画してます。- つながりと協働を育むまち（３２４６万円)
- いきいきと健やかに暮らせるまち （１７８７万円）
- 活力とにぎわい、魅力あふれるまち （１８８０万円）
- 安全・安心なまち （２３５８万円）
- 花と緑にあふれ、豊かな環境を育むまち （８５８万円）
区政がよりわかりやすく、また区民ニーズに的確に対応し、ずっと都筑に住み続けたいと感じてもらうためのふるさとづくりにむけて取り組んだ2019年度の施策と予算は以下の通りとなっています。
都筑区編成予算(自主企画事業) 事業概要
予算の体系ですが、計５つの「個性ある区づくり推進費（自主企画事業費）」は合計１億１３０万円となります。
１ つながりと協働を育むまち
地域の課題を地域で解決できるよう、自治会町内会をはじめとした地域・団体・企業の交流の場をつくるなど、地域の力やつながりを育みます。それにむけて、第３期都筑区地域福祉保健計画「つづき あい」を推進し、人と人とのつながりが実感でき、互いに支え合える地域づくりを地域の多様な主体と協働して進める事業となります。
《主な事業》
つづき“縁”ジン事業（市民活動・生涯学習支援事業）
都筑区地域福祉保健計画「つづき あい」推進事業
２ いきいきと健やかに暮らせるまち
子育て世帯に選ばれるまちとして、更なるこども・子育てへの支援を図ります。また、今後早いスピードで進む高齢化を見据え、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができるよう、地域包括ケアシステムの構築に向けた取組を進めるとともに、地域の参画による各世代に応じた健康づくりを進めます。
《主な事業》
妊娠期から学齢期までの切れ目のない子育て支援事業
つづき健康づくりサポート事業
３ 活力とにぎわい、魅力あふれるまち
都筑区ならではの都筑野菜、優れた技術を持つ中小製造業、文化、スポーツや商業団体などの地域資源を積極的に活用した取組を進めます。また、第７回アフリカ開発会議や東京2020オリンピック・パラリンピックの機運醸成を図るなど、更なるにぎわいづくりに取り組みます。
《主な事業》
街のにぎわいづくり事業
未来につなぐオリンピック・パラリンピック事業
４ 安全・安心なまち
住み慣れた地域で誰もが安心して暮らせるまちを目指し、自助・共助による防災の取組や地域の自主防犯組織による防犯活動への支援などを行います。また、地域や関係機関・団体と連携して震災や風水害に対する更なる取組を進めます。
《主な事業》
災害にそなえる自助・共助の推進事業
危機管理対策推進事業
５ 花と緑にあふれ、豊かな環境を育むまち
「ガーデンシティ横浜」の推進を踏まえ、都筑区においても、花と緑にあふれるまちを目指し、区内の地域資源である公園や緑道などの安全対策に取り組むとともに、魅力ある豊かな環境資源を広く発信していきます。また、環境にやさしいまちを目指し、地球温暖化対策を進めます。
《主な事業》
つづき水と緑の魅力アップ推進事業
ハマロード・サポーター
公園・緑道愛護会等活動推進事業
上記以外として、「市立保育所における温暖化対策啓発事業」や、「緊急時情報システム運用試行事業」などにも予算が割り当てられ事業が進められる計画となってます。
さいごに
横浜市都筑区ですが、15歳未満の年少人口の割合が18区で最も高く、平均年齢も最も若い活気のある街です。センター南駅前やセンター北駅前には大勢の小さな子供連れファミリーが多くいることからも、実感があることだと思います。
一方で、横浜市より発表された内容によるとは、65歳以上の高齢者人口が年少人口を初めて上回りはじめました。
子供・子育て世帯への支援は引き続き必要ですが、誰もが年をとるので高齢者への支援も必要となってきている状況です。
子育て支援や高齢者向けの施策など色々ありますが、どの政策もいつかは自身に関連してきます。
大きな枠組みで取り組んでいる区政なので、大きな方針変更は無いものと考え、各種施策を注意してウオッチしてみてはいかがでしょうか。
